玼 - 漢字私註
説文解字
玉色鮮也。从玉此聲。『詩〔邶風・新臺〕』曰、新臺有玼。
- 一・玉部
説文解字注
新玉色鮮也。各本無新。『詩』『音義』兩引皆作新色鮮也。今補。玼本新玉色。引伸爲凡新色。如『詩〔鄘風・君子偕老〕』玼兮玼兮。言衣之鮮盛。『〔同・邶風・新臺〕』新臺有玼。言臺之鮮明。『韻會』引作玉色鮮絜也。从王此聲。『詩』『音義』音此。又且禮反。十五部。古此聲之字多轉入十六部。十六部與十七部至近。是以劉昌宗云倉我反也。玼之或體作瑳。『詩』曰、新臺有玼。『詩・邶風』文。今本作泚。『韓詩』作漼。云鮮皃。卽今璀璨字也。
康煕字典
- 部・劃數
- 玉部五劃
『唐韻』千禮切『韻會』『正韻』此禮切、𠀤音泚。『說文』玉色鮮也。引【詩】新臺有玼。○按【詩・邶風】今本作泚。
又『正字通』凡物之鮮盛者皆曰玼。『詩・鄘風』玼兮玼兮、其之翟也。《傳》翟衣、夫人祭服、刻繒爲翟雉形、釆畫之以爲飾。玼者、言宣姜服飾之盛、如玉色也。
又與疵通。『後漢・黃憲傳』靡不服深遠去玼吝。《註》玼音此。【說文】曰、鮮色也。據此文當爲疵。作玼者、古字通也。
又『集韻』此我切、音瑳。又『廣韻』『正韻』雌氏切『集韻』淺氏切、𠀤音此。義𠀤同。
又『廣韻』疾移切『集韻』『韻會』才支切、𠀤音疵。『廣韻』玉病。
又『集韻』玉中石也。
音訓
- 音
- (1-1) セイ 〈『廣韻・上聲・薺・泚』千禮切〉{cai2}
- (1-2) シ(漢、呉) 〈『廣韻・上聲・紙・此』雌氏切〉[cǐ]{ci2}
- (2) シ(漢) 〈『廣韻・上平聲・支・疵』疾移切〉[cī]{ci1}
- 訓
- (1) あざやか
- (2) きず
解字
白川
形聲。聲符は此。
『説文解字』に新玉の色鮮やかなるなり
(段注本)とあり、玉色の鮮やかで美しいことをいふ。
藤堂
屬性
- 玼
- U+73BC
- JIS: 2-80-68