擔 - 漢字私註

説文解字

儋
何也。从聲。
人部

説文解字注

儋
何也。儋俗作。古書或假檐爲之。疑又擔之誤耳。韋昭『齊語注』曰、背曰負、肩曰儋。任、抱也。何、揭也。按統言之則以肩以手以背以首皆得云儋也。从人詹聲。都甘切。八部。

康煕字典

部・劃數
手部十三劃

『唐韻』『集韻』『韻會』都甘切『正韻』都藍切、𠀤膽平聲。與同。背曰負、肩曰擔。『釋名』擔、任也、任力所勝也。『易・繫辭負且乗疏』負者、擔負於物也。『戰國策』蘇秦嬴縢履蹻、負書擔囊。

又左擔、地名。『任豫益州記』隂平縣北有左擔道、於成都爲西、自北來者、擔在左肩、不得度右肩也。

又武擔、山名。在成都西北。『蜀志・先主傳註』蜀王妻物故、發卒擔土於成都郭中葬、高七丈、號曰武擔也。

又去聲。『唐韻』『集韻』『韻會』『正韻』𠀤都濫切。謂所負也。『左傳・莊二十二年』弛于負擔。《註》丁暫反。

又『集韻』時豔切、音贍。假也。『禮・喪服四制』杖者、何也、爵也。或曰擔主。『儀禮・喪服』無爵而杖者何、擔主也。《註》假之以杖、尊其爲主也。

又以贍切、音豔。義同。

部・劃數
人部十三劃

『唐韻』『集韻』『韻會』都甘切『正韻』都監切、𠀤音擔。負荷也。

又儋耳、郡名。『前漢・武帝紀應劭註』儋耳者、大耳種也。其渠率耳垂肩三寸。唐立儋州、後爲昌化郡。今儋州屬廣東瓊州府。

又姓。周大夫儋翩。

又人名。司馬遷疑太史儋卽老耼。

又罃也。『揚子・方言』齊之東北、海岱之閒、罃謂之儋。『史記・貨殖傳』漿千儋。《註》一儋、兩罃也。『前漢・蒯通傳』守儋石之祿。『揚雄傳』家無儋石之儲。《註》儋平聲。『通雅』漢書一石爲石、再石爲儋、言人儋之也。

通作。別作𧭃

部・劃數
言部十四劃

『集韻』都濫切、音儋。負也。與同。

音訓・用義

(1) タム(漢、呉) 〈『廣韻・下平聲・談・擔』都甘切〉[dān]{daam1}
(2) タム(漢、呉) 〈『廣韻・去聲・闞・擔』都濫切〉[dàn]{daam3}
(1) になふ。かつぐ。

音(2)は擔ぐ荷物の意に用ゐる。また重量の單位に用ゐる。一擔は百斤、現在は50kgに當たる。

解字

白川

形聲。正字は儋に作り、聲。詹に澹、膽の聲がある。

『説文解字』儋字條にになふなりとあり、擔はその俗字、担はその略字。

別に担字について、『玉篇』に担は拂ふなり擔は負ふなり、『廣雅・釋詁二』に儋は助くるなり、『釋詁三』に擊つなりと訓じてゐる。

藤堂

と音符の會意兼形聲。詹は、重く伸し掛かる意を含む。擔は、ずつしりと肩に荷の重みを掛けること。

と音符詹(重い、落ち著く)の會意兼形聲。重い物をずつしりと肩に掛けて垂らすこと。

漢字多功能字庫

に從ひ聲。本義は肩に擔ぐこと。『國語・齊語』負、任、擔、荷、服牛、軺馬、以周四方。

背負ふこと、負荷を表す。晉・干寶『搜神記』卷十六鬼便先擔定伯數里。

引き受ける、擔當することを表す。『二刻拍案驚奇』卷一有本錢的人、不肯擔這樣干繫、幹這樣沒要緊的事。

天秤棒の兩端に吊した荷を表す。『樂府詩集・相和歌辭三・陌上桑』行者見羅敷、下擔捋髭鬚。

に從ひ聲。荷を擔ふ、肩に擔ぐことを表す。擔の古字。段注儋俗作擔。古書或假檐爲之。『集韻』儋、『說文』何也、或從手。

金文では疑ふらくは人名となす。十三年少府矛少府工儋

屬性

U+64D4
JIS: 1-57-31
U+510B
JIS: 1-14-44
𧭃
U+27B43
別字衝突
U+62C5
JIS: 1-35-20
當用漢字・常用漢字

關聯字

別字。簡体字、新字体として用ゐる。