娯樂系感想等: WWW.WORKING!! #1
勞働アニメ(勞働してゐるとは言つてない)の姉妹店のお話、いよいよアニメ化、といふことで樂しみにして觀た。いつぞやのエイプリルフールに噓豫告が公開されたときは、本當にアニメ化したら良いのになあ、などと思つたものだが、それが本當になつてしまつたのだから、素直に嬉しい。
その初回は、東田がワグナリアに入り、色々をかしい店員と出遭ひ、宮越のチョコレートを食ふことになり、聖バレンチヌス樣と邂逅するまで。しかし、かうやつて字にすると、果たして大丈夫かいなと心配になつてくるよな、これ……。
冒頭はファンサーヴィス、東田はどこぞの姉妹店のかたなし君とすれ違つたわけだが、思へば犬組の冒頭も雪景色だつたよなあ。懷かしい。
小鳥遊はちつちやい先輩に釣られてバイトを始めたわけだつたが、東田の方は、父親の所爲でやむを得ず、といふあたりが憐憫の情を誘ふ。いやあ、あの父親、實に良いキャラをしてゐるし、聲も隨分良かつたけれども、しかし自分の父親だつたらやつぱり嫌だよなあと思はせるあたりが、良く出來てゐるw
宮越との邂逅シーンも、追加されてゐた(と認識)。にこやかに對應してくれた店員が、實は店長の顎に目掛けて拳を打ち込む系の女子だつたといふ構成になつたことで、印象をいよいよ強めてゐたのでは。どこかの店のボコデレ系女子店員は體質的なものだつたが、こちらはそれよりも自分の意思が見えるあたり、強い。
アニメになつたことで引き立つたのは、村主のやばさ、であらうか。村主にしか見えない御客樣のシーン、四コマ漫畫で見るよりも何かあかん感じの畫面になつてゐたやうに思ふ。東田の視點の、引いたところからの繪が相當にやばいやうに見えた。
妃の聲は隨分貫禄たつぷりに聞こえた。特に出てきた最初の方。コミックス第3卷附属のオーディオドラマで種田梨沙の演じたのが念頭にあるから餘計なのかしら。コミックス第4卷附属のオーディオドラマ、あれこれあつてまだ聽いてゐないが、早く聽かねば。……えらく話が飛んでしまつた氣がするが、姐御感はしつかり出てゐたから、恐らくそれでOK。
オーディオドラマと言へば、第3卷のとき、鎌倉は雨宮天に良く合つてゐると思つたものだつた。異世界に飛ばされた駄女神はとても良く馴染んでゐたが、こちらはさてどうなるか。今回は「ヘラヘラ」笑つてゐる程度だつたが、それで終はることはあるまいから、期待。
今回は、キッチンの中とか進藤とかはそこまででもなかつたので、まあ良いかな。
最後にED(次回以降はOP)。思つてゐたよりも可愛らしい感じといふ印象。