娯樂系感想等: WWW.WORKING!! #13

最終回は、バレンチヌス樣が東田の夢枕に立つたところで開始。それにしてもこの聖人、ノリが輕い。

夢について東田が訝しんでゐると、宮越の樣子も何やらをかしい。そしてしばらく經つた後、宮越家に行つてみれば、其所は酷い有樣となつてゐた。原作では慘狀の具體的な樣子は描かれず仕舞ひだつたが、アニメなのでそれなりに描き込まれてゐた。ええ、隨分な光景だつたともさ。自分の料理を味見しようとした結果、少し神妙になつた宮越は、見てゐる分には可愛らしかつた。

これまでの決着をつけて仕舞はうと、東田は最後の宮越チョコに挑んだが、バレンチヌス樣の世界に逝く目論見は果たせず、聖人は別れを告げるために二人の前に降臨した。あれだけ酷い目に遭はされたのに宮越には優しい言葉を掛け、特に被害には遭つてゐないのに東田には投げ遣りな言葉を與へて去つて行つた。本當、輕い人だつたね。

それから半年後。進藤は相變はらず生命の危機に直面しつつも、精神的には餘程樂になつたんだらうなあ、みたいなのとか、鎌倉の女王樣然としたのがすつかり消えたのとかは、取り敢へず扨置く。足立と村主については、あの二人の能力其の他的に、ああいふ形にしかできへんのやらうなあ、みたいな感想になつてしまふので、これも扨置く。

一度分かれて直ぐによりを戻した東田と宮越だが、東田の側の心理(の移り變はり)といふのは、原作でもアニメでもそれなりに描かれてゐたので、あの結末に違和感はないわけだが、では宮越の方はどうなのかしらと考へたときに、こいつ何時から東田に執着し始めたんだ、みたいな疑問が湧いた。何しろ初期の無慈悲さときたら、それはそれは酷かつたんだもの。チョコ口移し事件(實際はそんなことしてゐない)の邊りから、相手のことを多少は慮るやうになつては來てゐたが、しかしここまで乙女になるかなあ、みたいなことを思つたり思はなかつたり。いやはや、隨分可愛らしくなつたものだと思ふ。見てゐるだけで十分だがw

そんな二人にとことん捲き込まれた永田は、隨分とさつぱりした笑顏になつてゐたので、良かつた良かつた。しかし、柳葉との縁は繫がつたままなので、このまままともな道に戻れるのか、一抹の不安は感じざるを得ず。

姫ちやんがよちよち步いてゐたりしたのも可愛かつた。しかし赤子にしてああであるなら、大人になつたときにどうなるのかねえ。

最後に。ED、まさか女性陣が混ざるとはね。樂曲の仕上がり具合がどうだつたかはさておき、思はずテンションが上がつてしまつた。

といふあたりで。