娯樂系感想等: この素晴らしい世界に祝福を! 2 #2
自稱めぐみんのライバルにして紅魔族の長の娘、ゆんゆん登場の回。OVAには出演してゐたし、何なら第1期でもOPには姿を見せてゐたが、さういふのは扨置く。
家財は差し押さへられるわ、ダクネスは歸つて來ないわ、寒々とするしかない三人は、爆裂魔法少女の所爲で季節外れにも目を覺ました蛙を退治する羽目に。ぬるぬるべとべと再びに捲き込まれた檢察官こそ良い迷惑。それにつけても我等が駄女神樣には相變はらず色氣がない。蛙に蹂躙された時の、アクアとセナの聲の對比が其の邊りを如實にさせてゐたのが良い證據。いや、あんな狀況で艷つぽい聲を上げる方がどうかしてゐるのかもしれないが。
ともかく、そんな感じで最早お手上げな一同を助けたのはゆんゆんの魔法。一日一發限りではない素晴らしい魔法。しかし、恰好が附いたのはそこまでで、めぐみんに散々おちよくられた揚句、黏液まみれにされてしまつた。可哀相、としか言ひやうがない。
其の後歸宅したカズマとめぐみんの遣り取りの色氣のなさは、まさに子供同士の諍ひ。湯槽に浸かるために髮を括つためぐみんはなかなか可愛かつた。第1期第9話のダクネスの扱はれ方とはえらい違ひだが、惡餓鬼なロリッ子にあんな眞似させたつて仕方ないし、まあこんなもんよなあ。あと、駄女神は水を操る權能でぬるぬるをどうにか出來ないのだらうか、みたいなことを思つたが、こんなのは蛇足である。
そして今回のメインイベント。ウィズの店の魔道具で明かされためぐみんとゆんゆんの黑歷史の數々は、涙無しには見られぬ慘狀であつた。いや、まあ、げらげら笑ひながら見たんですけどね。それにしても可哀相。こめっこと一緒に逞しくサバイバルしてゐためぐみんよりも、ゆんゆんの方が可哀相に見えた。魔道具破壞による強制終了の後、めぐみんに追ひ打ちを掛けられ泣いて逃げるゆんゆんときたら、とことん可哀相で仕方なかつた。本當、輝いてゐたのは最初の魔法だけやつたな、この子。
他に目を引いたのは、ちょむすけとこめっこ。ちょむすけは猫の形をしてゐるので可愛いのは論ずるまでもない。こめっこに聲が附いてゐたことに正直驚いた。更に動き回るこめっこを見る機會は今後あるのかしら。