覺書: CMake使用法
前置き
最近てつきりプログラム開發環境を弄つてゐなかつたので、CMakeの使ひ方とか忘れてしまつてゐる。これでは困るので、リハビリも兼ねて、備忘錄を作つておかうと思ひ立つた。誰かの役に立てばなほ良い。
Makefileの生成
ビルドするディレクトリから次を實行。
- cmake ${ソースのCMakelists.txtの置かれたdir}
prefixの指定
オプション -DMAKE_INSTALL_PREFIX=hogehoge で指定する。
實行例。
- cmake -DCMAKE_INSTALL_PREFIX=/usr/local .
うちのMSYS2環境だと、デフォルトが/usr/localではないので、指定するしかない。ぐぬぬ。
ジェネレータの指定
オプション -G "generator" で指定する。指定できるジェネレータは、cmake -G を實行すれば列擧される。オーソドックスなUnix環境では "Unix Makefiles"、うちが今メインで使つてゐるMSYS2では "MSYS Makefiles" を用ゐる。makeに替へてninjaを使ふなら "Ninja" を指定する。
コンパイラの指定
C++であれば、オプション -DCMAKE_CXX_COMPILER=hogehoge で指定する。CならCXXを單にCとすれば良い筈。
例。
- cmake -DCMAKE_CXX_COMPILER=clang++ .
ちなみに ./configure を使ふときは次のやうな感じであつた。
- CC=clang CXX=clang++ ./configure --prefix=/usr/local/mw
ツールチェインファイルの指定
オプション -DCMAKE_TOOLCHAIN_FILE=hogehoge で指定する。
例。
- cmake -DCMAKE_TOOLCHAIN_FILE=src/msys-mingw-clang.cmake .