(c)蘭の会
五月詩集「風」
0023 ナツノ
http://www5.plala.or.jp/natuno/brunette/brunette_top.htm 海鳥
南の空から 旅して来たお前
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0043 鈴川夕伽莉
病棟ピクニック
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0059 汐見ハル
http://www3.to/moonshine-world 風
つかまえようと思う間もなく
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0071 阿岐 久
http://www1.ttcn.ne.jp/~akiakiaki/ 風に花びら
吹雪のようだった
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0072 諦花
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/kurara.htm 北風と太陽
気が付いたらあなたが隣にいて
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0079 鈴木倫子
http://www.geocities.co.jp/Bookend/1714 一陣の風
鎌倉の材木座海岸あたり
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0093 ふをひなせ
モチーフ
「君は詩を書き続けてごらん。何かモチーフを決めるといい」
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0097 陶坂藍
http://www.keroyon-44.fha.jp/ 風に吹かれて
あのとき確かに風が吹いたんだよ
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000a 宮前のん
http://www31.ocn.ne.jp/~mae_nobuko/ つむじ風
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000b 佐々宝砂
http://www2u.biglobe.ne.jp/~sasah/ 新茶の季節<真夜中編>
玄関を開けると ふっ と
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000c 芳賀 梨花子
http://rikako.vivian.jp/hej+truelove/ 五月、まだ肌寒い山荘にて
月がとても綺麗だからなんて、ありきたりの理由でね、寝静まった家の外に出る。家の中は鉄のキッチンストーブ、その残り火でまだ暖かく、しあわせそうな寝息がかすかに聞こえていた。外は寒い。カーディガンを羽織ろう。確かずっと昔アンゴラの毛糸でケーブル編みの練習をした。上手に編めますようにと果てしない夜があった。でも、終わりはいつかは訪れる。これが、その結果であるカーディガン。水牛のボタン、一個一個はめるのがもどかしい。時間というものはそういうもの。たぶん、過去の出来事もそういうものなのだね。
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編集/遠野青嵐・佐々宝砂
ページデザイン及び画像加工/芳賀梨花子
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