名古屋出征紀
平成16年5月2日に尾張名古屋に行つた時の顛末。參加者は、Smith氏、ヤン氏、伍長閣下、及び支配人。
前哨戰
前日即ち5月1日、Smith氏を除く三名は津市内のヤン氏宅で前哨戰を敢行。要は酒を飲みつつTVゲームに興じ或は漫畫を讀むといふ趣向哉。
まづは名張市内で集合し、自動車で目的地まで移動。途中伍長閣下が車醉ひの症状を訴へられた故パーキングエリアで休憩がてら雜話。この車醉ひが伏線になるとは、愚かな支配人は豫想すること能はざり。
到着後暫く TV で適當に放映されてゐたものを鑑賞。其の後夕食とて拉麺屋、更に酒と肴を調達して戻り、飲み乍らゲームに興ず。今更何故かブシドーブレード弐で斬り合つたり。なかなか愉しかつたが、AC やつてた筈が何故さういふことになつたのか經緯はさつぱり記憶にない。まあ、樂しければそれで好いといふことにしておく。
その後ヤン氏の「鋼錬」を借りて讀む。巷で流行といふのは知りつつ此の日までチェックしてなかつた訣だが、成程此は流行つて然りと思ひつつ、そのうち翌日に備へて就寢。否、お約束通り既に日附は變はつてゐる訣であるが。
午前
近鐵で名古屋迄。驛の改札を出たところでSmith氏と合流。名古屋の地に足を踏み入れたのは……高校の修學旅行で新幹線に乘り換へて以來か。早い話、名古屋の街といふのは全く知らぬ存ぜぬの世界である。
喫茶店で少し時間を潰した後、海洋堂大博覧会に行く。燃える物、萌える物、色々あり。Smith氏や伍長閣下は何か買うてたが、何買うてたつけか。
其の後、アニメイトで少々時間を潰して、晝食會場へ。
晝食@「山」
「山」で分らない人は、分らないまま一生を終へる方が幸福に違ひないので、敢へて知らうとすまじ。
取り敢へず、眼前に現れたる如何にもな看板をデジカメで撮影。
そこから更に進んでいくと行列が出來てゐる。前日は暑い日であつたので、それほど気温が上がつてなかつた事を幸ひと思ふのであつた。で、そのうち入り口に差掛かつた邊りから空氣が怪しくなりぬ。
待つこと……半時間くらゐか? 餘りよく覺えてゐないが、そのうち席が空いたのでそこに掛ける。餘り廣くない、つふか狹いと言うてよからう。取り敢へず、飲食店としては素晴しいほど遣る氣のない應對である。それにめげることなく、5品ほど注文する。取り敢へずメニューやら注文して出て來た物やらを撮影したので、試しに竝べてみる。
伍長閣下はこの邊りより不調を訴へられて、殆ど何も口にされず。殘りの3人でこれらのものを食すこととなりぬ。汁粉スパはもうどうでもよくなつたので途中で棄權。後は結局平らげて仕舞つた。兵どもの夢の後もカメラに收めたのでそれも掲げてみる。
食後、「山」を後にしたときの爽快感というたら。何か間違うてゐるが、氣にしないことにする。まあ, 所詮ネタである。
午后
食後は大須に……の筈であつたが、地下鐵で移動した後, 驛のベンチで暫く死んでゐた氣がする。そのうち屍體をするのも厭きて地上に上る。
大須をあれこれ見て廻る。途中で伍長閣下はコンビニで栄養ドリンクを買うてドーピングを試みてゐた樣に記憶する。しかし、其の效き目が顯れないみたいなので、早めの切り上げを決定して、「虎」に移動。更にまんだらけにも。途中で既に日は落ちてゐたやうに記憶する。その邊りで、實は伍長閣下はただ單に夜型なだけではといふ假説が浮上したやうな。兔も角其の後は榮で晩飯を食べて、普通の食事の有難みを實感し、土産を買うて名古屋驛で Smith 氏と別れて津まで戻る。
もつと色々書くことあるやうな氣もするが、いざ書き出すとこれというて思ひつかないので、思ひ出したらまた書くことにする。
其の後
取り敢へずヤン氏宅でもう一泊。朝は結構遅かつた樣な。津驛まで送つて貰つて近鐵でのこのこ名張に舞ひ戻れば既に晝は過ぎたり。といふあたりで了。
結
すべてがネタで終始したやうなイベントであつたが、よしとする。記憶が朧氣になりつつあるところで書いてゐるので關係者各位には不滿な點が澤山あるかも知れぬが、そんな事知つた事ぢやない、といつもの樣な居直りだけして締めておく。