穴拔け日記 (平成23年7月)
7月31日 (日)
暦日天候地象
舊暦文月朔日。
皇室事項
主上には、30日、明治天皇例祭の儀の爲、皇靈殿へ出御。東宮、秋篠宮、秋篠宮妃、常陸宮、常陸宮妃、高円宮妃、承子女王、典子女王は拜禮。皇后宮は御不例につき不參。
私事・獨語
引き續き熱で怠い。何だよ全くもう。
世間
本日施行の埼玉縣知事選擧は、現職上田清司が三選。
7月30日 (土) : 明治天皇祭
皇室事項
兩陛下には、29日、那須御用邸に於いて、栃木縣知事、同縣會議長、同縣警本部長から御挨拶を受けられ、少時御歡談。
兩陛下には、29日、那須御用邸より還御。
私事・獨語
何か知らぬが熱が出て怠い。全く冗談ぢやない。
7月29日 (金)
皇室事項
東宮には、28日、青森市で開催の全國高校綜合體育大會の綜合開會式に御臨席。令旨を賜られた。
兩陛下には、29日、那須町内の農家を御視察。
東宮には、29日、青森縣武道館(弘前市)で行はれた全國高校綜合體育大會の相撲競技を御覽。
世間
伊良部秀輝が自縊してゐるのが米カリフォルニア州で27日に發見されたとか。驚きを禁じ得ず。お悔やみを申し上げます。
7月27日 (水)
皇室事項
兩陛下には、25日、一條天皇千年式年に當り、國際日本文化研究センター教授博士(文學)倉本一宏から一條天皇の御事蹟につき御進講を受けられた。東宮同妃兩殿下には御進講に御陪席。
兩陛下には、25日、離任する駐日コスタリカ大使夫妻を御引見。
主上には、25日午後2時45分、宮中に於いて、新任本邦駐在韓國特命全權大使申珏秀の新任狀捧呈式を行はれた。
主上には、25日午後3時15分、宮中に於いて、新任本邦駐在モナコ特命全權大使パトリック・メドサンの新任狀捧呈式を行はれた。
兩陛下には、26日、御靜養の爲、那須御用邸へ入られた。往路、御料牧場にお立ち寄りになり、栃木縣知事福田富一、同縣會議長、同縣警本部長から御挨拶を受けられ、縣知事より縣勢概要を御聽取になつた。また、高根澤町長、芳賀町長より被災狀況を御聽取になつた。御料牧場の被災狀況を御視察の後、那須御用邸へ入られ、那須町長より被災狀況を御聽取になつた。
東宮竝東宮妃には、26日、被災者御見舞の爲、福島縣郡山市へ行啓。同日中に還啓。
兩陛下には、27日、那須平成の森を御散策。
兩陛下には、27日、避難者御見舞の爲、那須町内の松川屋那須高原ホテルにお出でになられた。
東宮には、27日より、青森市で28日に開催の全國高校綜合體育大會の綜合開會式に御臨席の爲、青森縣へ行啓。
私事・獨語
手慰みに、Android向けのTwitterクライアントをつくつてみたり。未だ投稿しか出來ないのが困つたところだが。次はTLの表示をさせてみたいところ。
娯樂系感想等: ハヤテのごとく! #330
ワタルも大概難儀な相手に戀をしたものよなあと可哀相な氣分にすらなる今回。伊澄一人超然とする中、ワタルも周りも大變になりつつあるやうな。特に某メイドが。
7月25日 (月)
世間
今年度第二次補正豫算が參議院本會議で可決、成立。
7月24日 (日)
皇室事項
兩陛下には、23日、東久邇成子(もと盛篤王妃成子內親王; 昭和天皇第一皇女)50年式年に當り、豐島岡墓地の東久邇家墓所を御參拜になつた。
7月23日 (土) : 大暑
暦日天候地象
大暑 (3時12分)。
世間
22日、オスロで爆發テロの後、銃亂射のあつた由。いと恐ろしきことかな。
7月22日 (金)
皇室事項
兩陛下には、21日、國際微生物學聯合2011會議記念式典御臨席及び地方事情御視察につき、宮内廳綜務課長から御説明を受けられた。
兩陛下には、21日、歸朝報告の爲參內せる駐ミクロネシア兼マーシャル、駐イラク、駐インド兼ブータン、駐スロベニア各大使夫妻をお茶に召された。
世間
オスロでテロと思しき爆發のあつた由。
安易な「脱原發」に對する違和感
福島の原發が津波を被つて安全裝置が破損し、結果として原子爐そのものが損壞する事故を起したのは、今更書くまでもない事實である。但し、留意すべきは、爐本體は地震にも津波にも耐へたのであつて、事故に至つたのは安全裝置の問題である。無論、本體が幾ら堅牢でも安全裝置が結果としてお粗末であつたことは大きな過誤としか言ひやうがない。
ともかく、事故が起つて了つたものだから、世の中は原發を止めろ止めろと言ふ聲が大きくなつてゐるやうに思ふ。ある程度は仕方ない氣はするが、正直なところ、餘り悧口とは思へない。以下にその理由を述べる。
一つには、本邦はエネルギーを輸入に頼り切りである。海底の油田、ガス田を今から掘るにしても、時間は掛かる。取り出せる量がどれ程になるか俺は知らない。いづれにしても、今すぐ使へるものではない。人口に膾炙する「再生可能エネルギー」とやらも、直ちに原發を代替出來るものではない。「再生可能エネルギー」の開發そのものは進めるに越したことはないと思ふが、すぐさま原發に取つて代はることの出來るものでない以上、無闇矢鱈に持ち上げるのは、今の狀況には適はないのではなからうか。
二つ目に、今夏の節電こそやむを得ないものだが、この狀況はいつまでも續けられるものではない。そんなことをすれば、日本の産業はあがつたりであり、國民生活はぼろぼろになる。原發をなくして國が凋落したのでは笑ひ話にもならない。無駄なエネルギーを使はないやうにするのは成程大切であらう。本當に無駄なら削る方がいい。しかし、必要な分まで削つて國威を衰へさせるやうなことは、政府が率先してやるべきことであらうか。
三つ目に、原子力關聯の技術力の維持、發展をどうするのか、といふことがある。今のところ本邦は原潛を持つてゐないが、將來も必要ないと言へるのか。或は、核武裝をする、しないといふ議論があつたが、技術力がなければそもそも核武裝をする氣になつても出來やしないが、其の點はどうなのか。核武裝はしないにしても、其の氣になれば短期間で成し遂げられるといふ力があるのとないのとでは矢張違ふのではないか。この邊り、どう考へるのか。
四つ目に、安全性についての見積もりが甘かつたから事故になつたと評價できる訣だが、そこで引つ込んでいいのか。安全性について確りと計算をし直して、同じやうな地震や津波ではびくともしない立派な原發をつくらうといふ發想はないのか。
五つ目に、外國に原子爐を賣る話まで飛びさうになつてゐるが、そのまま話が飛んで了つていいのか。單に經濟的な問題のみならず、本邦の信義に瑕を附けかねないものだと思ふが、其の點、どう考へるのか。
これだけのことを考へて、なほ、原發を取り止めるべきだと一つ一つ説得してくれるのであれば、聞くだけは聞かうと思ふ。しかし、現狀、さうではないやうに思へる。とにかく原發反對と言ふ方が樂、といふ雰圍氣があるやうにすら感ずる。さういふ風潮に棹さすのはどうにも癪なので、ここで反抗を試みようと思つた次第である。
7月21日 (木)
皇室事項
兩陛下には、19日、離任する駐日スウェーデン大使夫妻を御引見。
皇后宮には、19日、第43回フローレンス・ナイチンゲール記章受章者につき、日赤副社長大塚義治外から御説明を受けられた。
兩陛下には、20日、ミャンマー、トルコ、クロアチアの新任駐日大使をお茶に招かれた。
主上には、20日、離任する駐日ヴァチカン大使を御引見。
兩陛下には、20日、震災の被災者支援及び復興への取り組みにつき、福島縣知事佐藤雄平から御説明を受けられた。
7月20日 (水)
暦日天候地象
土用の入り (9時45分)。
7月19日 (火)
皇室事項
兩陛下には、女子サッカー代表がワールドカップを制したにつき、同監督佐々木則夫に御祝意をお傳へになられた旨、宮内廳が發表。
世間
大關魁皇が引退を決した由。明日に引退屆を出すとのこと。
世間
大阪市長は、大阪府知事選擧に出馬する可能性もあると表明。
7月18日 (月) : 海の日
7月17日 (日)
世間
ハプスブルク=ロートリンゲン家前當主・元オーストリア=ハンガリー帝國皇太子オットー殿下の葬儀は、16日に營まれたる由。
7月16日 (土)
皇室事項
兩陛下には、16日午前10時8分、日本體育協會・日本オリンピック委員會創立100周年祝賀式典に御臨席の爲、グランドプリンスホテル新高輪(港區)へ行幸啓。同11時59分還幸啓。
7月15日 (金)
皇室事項
兩陛下には、15日、東日本大震災復興構想會議の提言について、同會議議長五百旗頭真外から御説明を受けられた。
兩陛下には、15日、離任する駐日キルギス大使夫妻を御引見。
兩陛下には、15日、英國から御歸國につき常陸宮竝同妃から御挨拶を受けられた。
7月14日 (木)
皇室事項
主上には、14日、警察大學校頸部任用科第31期學生に謁を賜られた。
兩陛下には、14日、離任する駐日デンマーク大使夫妻を御引見。
兩陛下には、14日、離任する駐日濠洲大使夫妻を御引見。
兩陛下には、14日、震災の被災者支援及び復興への取り組みにつき、巖手縣知事達増拓也から御説明を受けられた。
東宮には、14日、「第47回獻血運動推進全國大會」に御臨席。令旨を賜られた。後、還啓。
常陸宮同妃兩殿下には、14日、英國から御歸國。
7月13日 (水)
皇室事項
主上には、13日、日銀總裁白川方明から御進講を受けられた。
兩陛下には、13日、離任する駐日メキシコ大使夫妻を御引見。
兩陛下には、13日午後6時14分御出門、映畫『一枚のハガキ』プレミア試寫會御臨席等の爲、有樂町朝日ホール(千代田區)へ行幸啓。皇后宮は同6時52分還啓。主上は同8時56分還幸。
東宮には、13日から、14日開催の「第47回獻血運動推進全國大會」に御臨席の爲、山形縣へ行啓。
7月11日 (月)
皇室事項
主上には、11日、宮内廳病院に於いて健康診斷を御受診。皇后宮には御不例につき御受診を取り止め。
兩陛下には、11日、離任する駐日リトアニア大使夫妻を御引見。
寬仁親王殿下には、11日、癌切除手術を受けられた。
7月10日 (日)
皇室事項
東宮には、10日、學習院OB管弦樂團第63回定期演奏會に御出演、御鑑賞の爲、學習院創立百周年記念會館(豐島區)へ行啓。
7月9日 (土)
世間
南スーダンが、スーダンから分離獨立。
7月8日 (金)
皇室事項
主上には、6日午後2時40分御出門、行政相談委員制度50周年記念中央式典に御臨席の爲、グランドアーク半藏門(千代田區)へ行幸。同3時32分還幸。
兩陛下には、8日、宮内廳人事異動者に謁を賜られた。
皇后宮には、8日、前日本看護協會會長久常節子、同會長坂本すがから、震災に於ける保健師の救護活動等につき活動狀況を御聽取。
7月7日 (木) : 七夕、小暑
暦日天候地象
小暑 (19時42分)。
7月6日 (水)
皇室事項
主上には、5日、春の敍勳受章者に謁を賜られた。
主上には、5日午後8時40分、宮中に於いて、國務大臣平野達男及び內閣府副大臣山口壯の認證官任命式に御親臨。
常陸宮同妃兩殿下には、6日、英國へ御出發。
7月5日 (火)
皇室事項
兩陛下には、4日、桃華樂堂に於いて、宮内廳樂部洋樂演奏會を御鑑賞。
兩陛下には、4日、英國御旅行につき、常陸宮同妃兩殿下から御挨拶を受けられた。
皇后宮には、4日、紅葉山御養蠶所に於いて、御養蠶納の儀を行はれた。
世間
國務大臣松本龍が辭任。後任に任ぜられたのは、內閣府副大臣平野達男。
世間
退任せる東宮大夫野村一成は、5日附で宮内廳御用掛を命ぜられた。
7月4日 (月)
世間
ハプスブルク=ロートリンゲン家前當主・元オーストリア=ハンガリー帝國皇太子オットー殿下は、4日、薨去。
7月2日 (土)
皇室事項
秋篠宮には、30日、神嘉殿前庭に於いて、大祓の儀を行はれた。
兩陛下には、1日、宮内廳人事異動者に謁を賜られた。
主上には、1日、春の敍勳受章者に謁を賜られた。
兩陛下には、1日、吹き上げ西通り野蠶室に於いて、天蠶の收繭の御作業をされた。
世間
モナコ公殿下は、1日、Charlene Lynette Wittstockと御結婚。新妃は、S.A.S. la Princess Charlene, Princess de Monacoと稱される。
世間
ドイツは1日を以て徴兵制を廢止せり。
7月1日 (金)
暦日天候地象
舊暦水無月朔日。
皇室事項
主上には、30日、節折の儀を行はれた。
寬仁親王殿下には癌切除手術の爲8日に御入院、12日に御手術を受けられる旨、宮内廳が發表。
世間
東宮大夫野村一成は5日附で辭任し、前駐タイ大使小町恭士が後任に就くことが、1日の閣議で決定。