MinGW向けのGCCをCygwin上で構築する手順

MinGW向けのGCC4.xをCygwinで構築したので、その手順を覺書として殘しておく。多分に自分用。

Win32APIとMinGWランタイムの導入

これらがなくては始まらないので導入する。導入するものは下記3つ。

ファイルの在處はSourceForgeのMinGWの處。でも知らないうちに移動してゐたりするからそのときはGoogle先生に訊いて呉れ。

ファイルを入手したら展開する。以下の例は、/usr/local/mingwの下に展開する場合を想定。(といふか、吾人の環境ではそこにMinGW關係のものを入れるやうにしてゐる。)

GMPの構築・導入

ファイルの在處はThe GNU MP Bignum Library。入手後の手順は以下の通り。

configure時にCCやCXXを設定してゐるのは、gccやg++が既に構築したMinGW向けGCCへのシンボリックリンクになつてゐるからだと思ひ候へ。

MPFRの構築・導入

ファイルの在處はThe GNU MPFR Library。入手後の手順は以下の通り。

MPCの構築・導入

ファイルの在處はmultiprecision.org。入手後の手順は以下の通り。

ISL 0.11.1の構築・導入

ファイルの在處はftp://gcc.gnu.org/pub/gcc/infrastructure/。入手後の手順は以下の通り。

CLooG 0.18.0の構築・導入

ファイルの在處はftp://gcc.gnu.org/pub/gcc/infrastructure/。入手後の手順は以下の通り。

binutilsの構築・導入

ファイルの在處はGNU binutil。アーカイブ入手後は、展開し、展開したディレクトリに移動。以降は以下の手順。

GCCの構築・導入

さて、ここまで濟ませて、やうやく本題のGCCの構築に取り掛かることが出來る。

アーカイブはGCC, the GNU Compiler Collectionから入手。以下はアーカイブを入手した後の手順。