説文解字私註 𦥑部
- 𦥑
-
叉手也。从𠀉彐。凡𦥑之屬皆从𦥑。
- 要
- 要
身中也。象人要自𦥑之形。从𦥑、交省聲。
- 𡢗
古文要。
𦥑部 舊版
要
- 説文解字
- 要𦥼𦥺
身中也。象人要自𦥑之形。从𦥑、交省聲。
- 𡢗
古文要。
- 康煕字典
- 襾部三劃
- 《古文》𡢗𦥼𠾅
『唐韻』於霄切『集韻』『韻會』伊消切、𠀤音邀。『博雅』約也。『論語』久要不忘平生之言。《註》久要、舊約也。『左傳・哀十四年』使季路要我、吾無盟矣。
求也。『孟子』脩其天爵、以要人爵。
䙅也。『詩・魏風』要之襋之、好人服之。
會也。『禮・樂記』要其節奏。《註》要、猶會也。『釋文』要、一遙反。
『廣韻』勒也。
劫也。『前漢・文帝紀』上自欲征匈奴、羣臣諫不聽、皇太后固要、上乃止。
劾也、察也。『周禮・秋官・鄕士』異其死𠛬之罪而要之。《疏》要、劾實也。『書・康誥要囚傳』要察囚情、得其辭以斷獄。
衞圻之外、謂之要服。『書・禹貢』五百里要服。
姓。『通志・氏族略』吳人要離之後、漢有河南令要兢、唐建中朔方大將軍要珍。
水名。『水經注』濡水、又東南流與要水合。
靑要、山名。『山海經』靑要之山、寔惟帝之密都。
高要、縣名。『一統志』屬廣州府。
與腰通。『說文』身中也、象人要自𦥑之形。今作腰。別詳肉部。
『廣韻』於笑切。讀去聲。『篇海』凡要也、要會也。『孝經』先王有至德要道。『晉書・宣帝紀』軍事大要有五。
『論語』久要、亦讀去聲。『王安石・老人行』古來人事已如此、今日何須論久要。叶入誚韻。
『集韻』伊鳥切、音杳。與騕同。騕褭、良馬名。或作要。
以紹切、音𤕷。與偠同。偠紹或作要紹。舒緩貌也。
- 音
- エウ
- 訓
- こし。かなめ。もとめる。いる。
- 解字(白川)
- 女子の腰骨の形を象り、腰の初文。𦥑の部分は腰部の骨盤の形。
- 解字(藤堂)
- 金文は、兩手で袋を細く締めてゐるさま。
- 𦥑(兩手)と囟(頭)と女の會意(補註: 説文解字古文に相當)、あるいは𦥑と呂(背骨)と女の會意。左右の手で胴を締め附けて細くするさま。女は、女性の腰を細く締めることから添へた。
- 解字(落合)
- 甲骨文は、人の腰の部分を強調した形、腰の初文。腰は意符の肉月を加へた繁文。
- 解字(漢字多功能字庫)
- 古文字は目と大と𦥑に從ふ。古文字では往々にして目が頭部を代表する。全字で己の兩手を腰に當てる人の形を象る。要は腰の初文で、本義は腰部。轉じて主要、要領の意。
- 戰國竹簡では人名に用ゐる。また謠の通假字となす。また求取、取得を表し、通じて邀となす。
- 秦簡、漢帛書では本義に用ゐ、腰部を表す。また、要領、綱要、要點を表す。また幽の通假字となす。
- 表
- 當用漢字・常用漢字
補遺
腰
- 説文解字
- 要
- 康煕字典
- 肉部九劃
『集韻』『韻會』伊消切『正韻』伊堯切、𠀤音要。『說文』身中也。象人要自𦥑之形。『徐曰』要爲中關、所以自𦥑持也。『玉篇』骻也。『釋名』腰、約也、在體之中、約結而小也。
馬名。『古今注』古駿馬有飛兔腰褭。
天下形勢亦稱腰。『戰國策』梁者、山東之腰也。
『玉篇』本作要。『廣韻』或作𦝫。
- 音
- エウ
- 解字(白川)
- 要の形聲字。要が重要の意に專用されるに及んで作られた。漢碑になほ見えず、六朝期に入つて作られた字であらう。
- 解字(藤堂)
- 肉と要の會意、要は亦た音符。
- 解字(落合)
- 要の繁文。
- 表
- 當用漢字・常用漢字