故實抄録 計算機系覺書 (平成15年)
6月
6月11日 (水)
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C++ の <algorithm> に關して。std::copy() の引數は、コピー元先頭、コピー元尻尾、コピー先先頭の順であつて、コピー先先頭、コピー先尻尾、コピー元先頭ではない。かう書くのは、詰りさういふ過ちをしたといふこと。
6月20日 (金)
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吾が VAIO に LaTeX をインストール。とはいへ窓版は SJIS しか受け附けないのが氣に入らぬ。書いた tex 文書は最終的には Linux 上で euc-jp にして扱ひたいのである。尤も言うても詮無し。變換ツール、つくるか探すかするか。
結局 Ruby のスクリプトを書いて仕舞ひ。-i オプション、なかなか使ひ勝手が良かつた。
後日追記: platex-euc.batを使へば何の苦勞もせずに濟んだ訣であるが、當時知らなかつたので要らぬ苦勞をした。なほ、書いたスクリプトがどんなだつたかは忘却の彼方といふか、どこへ行つたか不明。
10月
10月4日 (土)
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strawberry (デスクトップPC) 上のcygwinでRubyをインストールしようとしたら、何故かはまつた。
brueberry (VAIOノート) では以前に何の問題もなく濟ませてゐたが、strawberryでもやつてみたら途中でエラー終了して、さて困つた。*.rcが何やらをかしいので、brueberryの方の *.rcを參考に適當に修正したら通つた。一體全體何が惡いのやら。
10月25日 (土)
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未明、cygwinでも更新しようとしてstrawberry (デスクトップPC) を走らせてゐた。氣附くと久々の青畫面。少しいつもと違つたが、なかつたことにしようとリセットをしたのだが、BIOSエラーが出てどうにもならない。一應BIOSの更新まで試みたが、状況は一向に改善せず。マザーが逝つてしまうたと嘆く位しかすることがないらしい。錢がないのに困つたものであるが、安いマザーボード買うて何とかすることにして取り敢へず就寢。
で、朝から出掛けてマザーボードを買ふ。SDRAM 對應の奴が見當たらぬのでメモリも買ふ羽目になる。取り敢へず歸り來て組み立ててみたが、さつぱりである。色々試した結論としては、CPUを古いマザーから外すときに壞してしまうた模樣。あかんやん。もう氣分最惡。CPU クーラーをはずすときにやつてしまうた樣な氣がする。もう少し外すときのことも考へてつくつておいて呉れないと困る。
CPUを買うて來て、豫想が大外れであらばもう泣き面に蜂、目も當てられぬお莫迦さんになつてしまふ。錢もいくらでもあるわけでもなし。どうしたものやら。
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支配人の場合 cygwin ver. 0.9 の昔の印象のまま、X を cygwin で使ふことは慮外であつたが、最近は結構使ひものになるやうなので試しつつあり。遣り方は、例へば下記などを參照されたし。
これで tgif なんかも使へる樣になつて、嬉しいのか哀しいのか、微妙な感じである。休みに家で資料のための圖を一所懸命描くなんて厭や。
10月26日 (日)
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とりあへず、Celeron 2.4GHzを入手して組み立てたらあつさり直つたので、矢張昨日作業中にCPUをやつてしまうたらしい。取り敢へず、strawberryが元通り使へるやうになつたのでいいことにする。
その後、昨日記したのと同じ樣に cygwin で X を使へるやうにしてみた。あとは、sshdでもあげてbrueberryから制御出來ればいいとか思うてゐる。
12月
12月25日 (木) : クリスマス
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CygwinにおけるPATHの設定について。デスクトップにRubyを入れてゐたら、いつぞやのやうに駄目つぷりを發揮する。嫌氣がさして少し調べたら、/etc/profile に書かれてゐる $PATH の設定が "$PATH:/usr/local/bin:/usr/bin:/bin" のやうになつてゐる. 無問題の VAIO ノートは逆に "/usr/local/bin:/usr/bin:/bin:$PATH"。取り敢へず VAIO に倣ふとすんなり通つたので、これを犯人と斷定する。
今囘の事象を考へる限りにおいて、Windowsで元々設定されてゐるPATHより、Cygwin關聯を優先させる方が、Cygwinを使ふ上ではいい樣である。いづこでか既出なのかも知れないが、一應書いておく。