娯樂系感想ログ: とある科学の超電磁砲S

基礎情報あるいは諸元

各話所感

#1

言はずと知れた『禁書目録』の外傳。

第二期も、第一期同樣、チンピラをしめる所で開始。戰略級生體兵器(第三位)がチンピラ相手に、とか考へると恐ろしいw

食蜂操祈テレビ初御披露目の他は、第二期開始といふことでおさらひ用の筋だつた感じが。それにしても、戰略級生體兵器の性能を示す爲とは言へ、トラブルが周りで起こりすぎでないか? 本人狙ひは兔も角、偶然の分が。

#2

マネーカードをばら撒いてゐたその人物は……。

既に各所で話題になつてゐたが、布束孃はえらく大人しいデザインになつたよなあ。まあ、アニメつてこんなもんか。「寿命中断」のえげつなさは其の儘であつたから良し。

固法美偉は相變はらず食ひつ氣ばかり旺盛であることよ。活躍しさうなシチュが思ひ浮かばないので、牛乳飲んで食ふもの食つて、後輩に説教垂れるだけで終る、のか?w

#3

佐天涙子よりも春上衿衣の方がマネーカードを拾ひまくつてゐたことが判明。白くなつた佐天、いと哀れ。

超電磁砲は「量産型能力者計画」の情報を入手して、いきなり研究所に侵入しやがりましたが……。電子電磁的セキュリティが通用しないつてのは、レールガンよりもある意味恐ろしい「戰略兵器」だよなあ。原作(小説)でも「守護神」初春とクラッキングバトルやつてたりする訣だし。御轉婆とかぢや濟まないレベルだよこれ……。

そんな戰略兵器を一方的に叩きのめした布束さん怖いgkbr

#4

クローンの存在の疑ひが晴れ?て浮かれまくりの超電磁砲の飛び具合は、一寸ヤバかつた。そしてメイドを侍らせて悠々朝食とか……。

ところがどつこいクローンは確かに存在してゐたり、その扱はれ方が大概だつたり、全く穩やかではない。といふことで、事態急變、奈落へ直行。落差が餘りにも激しいことよ。

#5

AパートとBパートの落差が酷い。いや、まあ、あの原作をアニメにしたらかうなるわな、としか思はんけどもさ。

美琴視點だと、この一日で精神的に上下に搖さ振られ續けてメーター振り切る感じしかしない。

#6

一方通行vs超電磁砲は……まあ、能力の性質上、ビリビリの分が惡いのは仕方ないわなあ、としか思へず。にしても怖い。色々。

いつもの面々とファミレスだのゲーセンだので束の間の安息を過ごした美琴が、原作よりは少しながらも氣分的餘裕を手にしたことで、次回以降の研究施設襲撃戰はどうなるのかしら。

#8

今シリーズの大きなお樂しみの一つ、アイテムいよいよ登場、とて、各キャラの喋つてゐるのを聞いた感想。フレンダ: イメージとの大きなずれは認識できず。絹旗: 思つたより淡泊といふか、抑揚に乏しいやうな、といふか。滝壺: 原作小説からの印象よりすらすら淀みなく喋つてるなあ、と。麦野: 小清水亜美は原村和よりかういふ感じの方が個人的には好みだわ。以上、前置き。

本筋は、美琴vsフレンダ、で片附けて良い。動き回つてゐるのを改めて見て、フレンダの小細工はなかなか效いてるよなあ、と感心せざるを得ず。戰略級兵器にあれだけ善戰したフレンダを褒むべきか、小細工を壓伏した超電磁砲の性能を讚ふべきか。どちらにも過誤があるからそれを殘念がるべきか。

でも結局は緒戰な訣よ。次からは第三位vs第四位といふタグマッチだからさあ。つてところでお仕舞ひ。

#9

第三位と第四位+AIMストーカーの追ひかけつこ。「原子崩し」の破壞力つて、反則に近いやうな。そして、滝壺の方も大概だから、もう、ね。結局、相手が超電磁砲だと氣附いた麦野は單獨撃破にシフトチェンジした訣よ。次回、激突必至。

其の裏で動いた布束は絹旗により拘束、インストールしようとした感情プログラムも最終信号により阻止。つて筋は置いておいて、アイテムの下つ端程度ならあしらへる布束の挌鬪スキルつてどの程度なんだらう? 美琴を平氣で叩いた程度のことはあるといふことで良いのかしら。

登場シーンがアレな所爲かも知れないが、超電磁砲の絹旗、小説版よりも可愛げがなくて一寸辛い。

#10

うつかり者フレンダは爆彈人形を回收しておくのを忘れてました。

消耗した第三位は其れを拾つて戰力補強し、第四位と對峙。磁力で爆彈を遠隔操作して飛び道具に。飽和攻撃に對し、麦野は小道具で、威力はあるものの取り回し易いとは言へない「原子崩し」の缺點を埋めて迎撃成功。一般人がゐたら確實に吹き飛んでる筈なんだが、雙方とも戰略兵器級の超能力者なのでやり過ぎとは思はないらしい。學園都市、怖い。

ともかく、飽和攻撃を凌ぎきつて良い氣になつた麦野は、鐵塊仕込んだ人形を頭にぶつけられて昏倒。ここで、結局詰めが甘いつて訣よ、とか言つてお仕置きされるのがフレンダ、超恰好惡いですね、とか思つても口にはしないのが絹旗、だと思ふ。

美琴が施設の機器を破壞して戻ると、麦野は既に意識を取り戻し、嚇怒してゐた、といふことで再び追ひかけつこ。目的を果した美琴は三十六計逃げるに如かず、しかし收まらない麦野は「原子崩し」のビーム攻撃を繰り出しながら追跡。そして、追ひ詰めた、と思つたところで再びフレンダの置き土産に邪魔をされ……墜落。フレンダは一體どんなお仕置きを受けたことやら。

そして……本篇の不幸極まる主人公が弐千圓札を例の自動販賣機に呑まれたところで今回はお仕舞ひ。

#11

禁書妹達篇の冒頭 at 美琴視點。解決したものと勝手に思つて浮かれてゐたらあれあれ、つて訣で、そりや眞つ暗闇に落とされたやうな氣分になるわな。

上条目線だと、記憶をすつ飛ばしてるのにJCに絡まれるわ、絡んで來たのに妹?連れて行つてしまふわ、仕方なくジュース持つて歸らうとしてゐたら妹の方に再び遇ふわ、で、こつちも割と大概。まさか妹が別個體とは夢にも思はんやらうし。ただ、美琴とミサカ妹の判別素材になつた縞パン云々はどこへ行つた? まさか超電磁砲だから割愛したのか? ……今回は話の展開的にこんな感想しか出てこなかつた。

#12

超電磁砲なのに、上条とミサカ妹の遣り取りが半分位は占めてゐたやうな。良いのか? スピンオフ作品の中で本家の話を延々やるのもなかなか珍しいと思ふ。最早ただのスピンオフとは言へないとは思ふけどもさ。

で、美琴が決着を圖るべく「樹形図の設計者」の演算結果改竄の爲に通信施設に來てみれば……禁書目録(に備へられてゐた迎撃魔術)が本篇主人公の記憶もろともぶつ壞した後だつたといふ、アレ。眞相を知つたら上条とインデックスを電撃で燒き拂はうとしても仕方ないよな、くらゐには思ふぞ、これ。

#13

10031次實驗。もう禁書なのか超電磁砲なのか、良く分らなくなつてきた。美琴が荒んでいく場面とか第1次實驗の回想とかは超電磁砲だが。

#14

惱むのか變態に墮するのかどちらかにしろよ、黒子、といふアバン。そこに訪ね來たるは……。

上条、黒子のこと變態呼ばはりしてたのか。まあ、變態だから仕方ないよな。で、寮監が見回りに來たのでベッドの下に蹴り込まれ、其所で……。此の邊りは禁書を思ひ出すのみ。黒子視點の追加はあるにせよ。

無抵抗の幻想殺しvs錯亂氣味の超電磁砲も大抵復習ではあるが、美琴のモノローグは結構なボリューム、なのかも。にしても、此の邊りは見てゐるこつちもしんどい。

#15

上条vs一方通行。一回では終る筈もなく。

にしても、あの攻撃の數々を受けても致命傷を負はずに濟んでゐる邊り、ただの不幸體質ぢやないよなあ。運がなければ死んでるよ、これ。かう言ふと臺無しな感じがせでもないが。

#16

妹達篇、決着。一方通行が敗北を受け容れた心理背景が禁書本篇よりも詳述されてゐた氣がする。

さて、死なずに濟んだ10032號。散々に美琴を落としておいてから多少持ち上げたりとか、どこでさういふの習つてきたんだか。生まれて間もない癖に、オリジナルを手玉に取る邊りは、可愛いんだか可愛げないんだか。最近原作小説で出番がないことを思ひ出して、少し哀れに思つた。表題になつてゐるメインヒロインである筈の誰かさんよりはましなのかも知れないけど。

#17

箸休め的な回だつた筈だが。

どこの役所だよ、定時に歸れないとなるとあんな分厚い書類用意しなきや行けないなんて。あの寮監を傭つてくることと云ひ、常盤台怖い。

かの「守護神」が讀書感想文で困り果ててゐるとは、クラッカーも思ふまい。超能力より餘程兇惡な初春の情報處理能力を見せ附ける話を其の内……アニメにはしにくいか。美偉が牛乳飲んでゐるのはそろそろ放置した方が良いのかな。

麦野+フレンダとばつたり出會す美琴。寧ろ今まで接觸がなかつた方が不思議な場所ではあるが、其れは扨措き。小説では斷末魔の描寫もなく消されたフレンダが、そんな豫感を感じさせずに馬鹿やつてるのは、なかなか複雜な感じ。まあ、絹旗や滝壺ぢや、今回の役回りを演ずるのは色々無理つてのも分るが。

美琴の金錢感覺と、黒子の變態性は、何がどうしてかうなつた?w 美琴の場合、普段の行動がお孃樣つぽくないだけに、かういふ時に目立つんだよな。

#19

前回最後、謎の幼女を拾つた例の四人だつたが……。

何故か美琴の名前を知つてゐて、美琴だけ邪慳にする。そして、ゲコ太の指人形を強奪。流石の超能力者も幼子相手ではどうしやうもなかつたといふ。そして、そんな樣子を見ての初春の感想が、何だか少し黒かつた。

何か事情がありさうなお子樣に、何か畫策してゐる連中の影……は前回から見えてゐたか。身元不明の幼子を中學生にしばらくお預けする學園都市の體制は結構滅茶苦茶である。今更にすぎるが。佐天涙子が子供あしらふの上手で良かつたと思ふしかない。そして美琴は迂闊すぎると思つた。

#20

フェブリからピンクゲコ太を取り返さうと奮鬪する美琴であつたが……奮鬪すればするほど精神的な幼さが目に附く氣が。

サーヴィスシーンから變態は排除されました。そこまでなのか。さうか。……。

そして急轉直下。實驗と稱して闇討ちするのは、うーん……。あと、お前ら、暗い所でディスプレイ見るやうなことしてたら、目を惡くするぞ、と……。

冥土返しの口から退つ引きならない事實が出たが、ビリビリにだけそれを告げた意圖は那邊にありや?

#24

しばらく感想を書かなかつた、が、ともかく最終回。

この面子で分散してどうするのよ、つて感じの前回ラストだつたが、成程、風紀委員を集めてきたのか。何か色々やりたい放題よな。

ラストバトルにしては地味だつた印象が拭へず。婚后さんちのロボット?の方が魅せてゐたやうな氣さへするといふ、ね……。最後が超電磁砲の一撃といふお約束が守られてゐるから良いのかな、と思つておく。

そしてあれこれの隠蔽には、第三位の電磁氣力と、第五位の改竄力を使つた、とか、そつちの方が色々やばいやうな。ここで食蜂が顏を見せるとは思はなかつたよ。てなところで。

おまけ: とあるラジオの超電磁砲S #12

キリンとか牛とか鬼とか諸々が混沌としてゐて、トナ回以來の混亂なのではと思つた。豊崎さん、貴女、かな恵孃にトナカイについてあれだけ説諭したのに、今回のこれは一體どういふことなの? お酒も入つてないのに……。