穴拔け日記 (平成19年10月)
10月31日 (水)
世間
名古屋空港でF-2Bが離陸に失敗し炎上する事故。
10月30日 (火)
世間
赤福に續いて御福も、といふことで全然笑へない。
世間
宰相と小澤一郎が會談。
密室だの、さうでないだの、色々言はれてゐる訣だが、まあ、夜中に料亭でこそこそやられるよりはましといふことにしておかう。
10月29日 (月)
世間
鳩山法相が友人の友人がアルカイダ
とか何とか言つたやうだが、流石に言つて良いことと惡いことを考へるべきだと思ふ。全然笑へない。
世間
守屋某が證人喚問された訣だが、矢張といふか、記憶がボンヤリしてゐるとさ。まあ、想定の範圍内。
10月28日 (日)
世間
宰相は自衞隊を觀閲。
世間
元内閣官房長官藤波孝生氏が逝去。享年74。御冥福をお祈りします。
世間
東大阪市長選擧では、前市會議長野田義和が初當選。
10月24日 (水) : 霜降
暦日天候地象
霜降 (4時15分)。
世間
衆議院テロ防止特別委理事會は、前防衞事務次官守屋武昌を29日に證人喚問することで合意。
世間
當局は元ミートホープ社長田中稔ほか三名を不正競爭防止法違反の嫌疑で逮捕した由。
世間
京城當局が金大中事件につきKCIAの關與を公式に認めたとか云々。
10月23日 (火) : 十三夜
世間
最高裁は、名張市の齋場建設にかかる用地買收につき前市長富永英輔に賠償を請求した件で、原告被告雙方の上告を棄却。富永某に約二千萬圓の賠償を命じた高裁判決が確定。
10月21日 (日)
暦日天候地象
土用の入り (3時52分)。
世間
延暦寺大乘院住職星野圓道師は千日回峰行の堂入りを滿行された由。
世間
ダライ・ラマ14世猊下の敍勳を巡り、中共當局と僧侶が衝突とか云々。全く有り難くないお話であること。
10月20日 (土) : 地久節
世間
藥害に因る肝炎につき、厚勞省に、患者を特定する情報を有する資料が存在するといふ話が浮上。全くどうにもならないと呆れるばかり。
10月18日 (木)
世間
17日、合衆國連邦議會は、チベット法王ダライ・ラマ14世猊下に、Congressional Gold Medal を授與。
世間
先生方は例大祭に合はせてみんなで九段に參拜した由。
10月17日 (水) : 神嘗祭
10月16日 (火)
世間
參議院豫算委質疑で、石井一が公明黨と創價學會と政治資金について云々したり、國交相が色をなしたり。醫者歸りにラヂオで聞いてゐたが、國會中繼でここまで聞いてて面白いといふか、煽りたくなるのも珍しい氣がした。
10月14日 (日)
世間
タイ國王陛下には御不例につき御入院の由。
10月13日 (土)
私事・獨語
伊勢に行く。豫想通りといふか、赤福本店の前は人集り。當然休業。テレビで報道の通り張り紙。
そんなことはさておいて、畏んで參拜を致す。天候が良かつたのがなんとも小氣味よし。
10月12日 (金)
世間
都知事選や參議院選に出たりもしてゐた、建築家の、文化功勞者黒川紀章氏が逝去。享年74。御冥福をお祈りします。(【後日註】12日附で、正四位旭日重光章。)
世間
今年のノーベル平和賞は、IPCC と、前米副大統領 Albert Arnold Gore Jr. に授與されると發表。
世間
神奈川縣會は、知事の多選禁止條例を可決。
世間
赤福について不祥事發覺。明日、伊勢に行く積りでこれは一寸憤慨ものやねえ。樂しみが一つ減つたぢやないか。
世間
ミャンマー首相 Gen. Soe Win が死去の由。
10月11日 (木)
暦日天候地象
舊暦長月朔日。
世間
今年のノーベル文學賞は、Doris Lessing に授與されると發表。
世間
イオンは、傘下のイオン銀行が、銀行業の免許を取得したと發表。20日に開業とか云々。
10月10日 (水)
世間
臺灣政府は、「雙十節」に合はせて軍事パレードを擧行。
世間
今年のノーベル化學賞は、固體表面の化學反應過程の研究の功により、Prof. Gerhard Ertl に授與されると發表。
物狂事: フジリューの新連載發表
ジャンプスクエア1月號で藤崎竜が小野不由美『屍鬼』を漫畫化といふ報に接し、ただ驚き喜ぶばかり。廣告用の新カット見れただけで幸せな俺もどうかと自嘲。
10月9日 (火) : 寒露
暦日天候地象
寒露 (1時12分)。
世間
今年のノーベル物理學賞は、巨大磁氣抵抗效果發見の功により、Prof. Albert Fert、Dr. Peter Grünbergに授與されると發表。
世間
奥平舊伯爵家は、所有するところの中津城を賣り拂ひたい意嚮とか云々。
10月8日 (月) : 体育の日
世間
今年のノーベル醫學・生理學賞は、ES細胞を利用してマウスの特定の遺傳子を改變する基本原理を發見した功により、Prof. Mario R. Capecchi、Sir Martin John Evans、Prof. Oliver Smithies に授與されると發表。
10月5日 (金)
戲言
沖繩戰の教科書記載につき、檢定結果の見直しまではやむを得ざるとしても、調査機關つくるとか、國會で何か議決するとか、さういふ話が出てくるのには正直困つたものだと思ふ。
歴史觀といふのは結局人それぞれであつて、こればかりはどうしやうもないと思ふ。本邦は幸か不幸か情報が溢れてゐるといふ話であるから、最終的には個々が取捨選擇すればよからう。何も學校で教はることが全てでなし。
ただ、公教育でどうするのか、といふなら、公が施すものである以上は、本朝の公的な歴史的立場で教へるのが本來である、と思ふ。まあ、國定教科書や公定教科書でない以上、雜音が入るのは致し方ない氣もするが。
何れにせよ、教科書に載せる載せないで「正史」か否か判斷するとか、学術上といふより政治上の爭ひをするとか、さういふのはいい加減止めた方がいいやうな氣がする。どうせ學校の歴史の授業なんて詰まらんのやし。
10月3日 (水)
戲言
民主黨あたりには、インド洋上への補給艦派遣は止めてISAFに部隊派遣、などといふ意見もあるやうだが、少し云々してみる。
昭和憲法的正當性を云々してもいいが、それはさておく。どうせ缺陷憲法であるし。
それより、需要はどうなのか。要らぬところに軍艦や兵隊を出しても仕方なからう。一應、補給艦の方は需要があるやうだが、陸上部隊に需要があるのか、あつたとして、補給艦とどちらの需要が大きいのか。兩方出すなら兔も角、片方だけなら、より期待される方に出す方が、費用對効果が大きいといふものであらう。
地上部隊を送つたとして、現状、何が出來るといふのか。武器もしつかりしたのを持たせないと拙いし、交戰規定も今まで通りな呆れたものでは、出來上がるのは屍體の山である。その邊りをまともにしたとて、死人が出たら、すぐさま撤退要求が出るのは目に見えてゐる。輿論が耐へられるのか甚だ疑問。あれもこれも出來ないとか、部隊を他國の部隊に護つて貰ふとか、言ひはしないよねえ。そんなのが來る位なら、大人しく洋上ガススタンドしてくれてゐる方が餘程有り難からう。
大體、日本は海軍國たるべきであつて、陸軍國たるべきではないのだから、無理して陸に上がらずともいいと思ふのである。
世間
國會の代表質問がやうやく始まる。
世間
ヤンゴンで本邦人が射殺された件につき、當局は國外犯の規定を適用する方針。
世間
事務所費問題は渡部恒三に飛び火。さてこの先どこまで擴がることやら。それとも野黨のスキャンダルでは、メディア樣的には取り上げるには詰まりませぬか?
10月2日 (火)
世間
1日、防衞省技術研究本部は、開發中の最新技術檢證機 (ATD-X 「心神」) の1/5スケールモデルを公開。
世間
京城の「大統領」が平壤に行つて「總書記」に會うたやうだが、果たして何かの役に立つのかしら。
管理記
Spatium Informationis に 計算機系覺書一覽@www.acy.mydns.jp を追加。
10月1日 (月)
暦日天候地象
舊暦葉月二十一日。
世間
郵政民營化とて、日本郵政、郵便局、日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命が發足。
世間
阪大と大阪外語大が統合。
世間
阪急・阪神兩百貨店が持ち株會社を設立して經營統合。
世間
日經・朝日・讀賣三社がネット・販賣で提攜すると發表。正直、何がしたいのかよく分らん。
世間
宰相が所信表明演説。