説文解字私註 只部
只部
只
- 説文解字
語巳詞也。从口、象气下引之形。凡只之屬皆从只。
- 康煕字典
- 口部二劃
『唐韻』『正韻』諸氏切『集韻』『韻會』掌氏切、𠀤音紙。『說文』語已詞也。『詩・鄘風』母也天只、不諒人只。『左傳・襄二十七年』諸侯歸晉之德只。
『詩・王風』其樂只且。《箋》言其自樂此而已。又『小雅』樂只君子。《箋》只之言是也。
姓。『正字通』明有只好仁。
『廣韻』『集韻』章移切『韻會』支移切、𠀤音支。『廣韻』專辭。
『五音集韻』之日切、音質。本之爾切、無質音、今讀若質、俗音新增。
『韻會小補』章忍切、音軫、引集韻云、只通作軹、莊子大宗師、而奚來爲軹。○按『集韻』軹註、𠀤無只通作軹之明文、雖字義相同、實非一字、『韻會』小補非。
『楊氏轉註古音』引『楚辭』大招、白日昭只。只讀作馨、語餘聲。本作𠷓、省作只。○按𠷓、只二字、諸韻書皆分載、音切各別、只𠀤無馨音、楊氏說非。
『集韻』亦作𠮡。
- 音
- シ
- 訓
- ただ
- 解字(白川)
- 口と八の會意。口は祝禱の器。八は神氣のあらはれることを示す。容は廟中に祈つて、神容の彷彿としてあらはれることをいひ、同系の造字法である。祝が神氣を受けることを兌といひ、祝禱の器に對して神氣のあらはれるを只といふ。
- 解字(藤堂)
- 口と八の會意。口から息が發散するさま。言葉の中の助辭であることを示す。それだけは別だとの但し書きを添へるのに用ゐる。
- 表
- 人名用漢字
𠷓
- 説文解字
聲也。从只甹聲。讀若聲。
- 康煕字典
- 口部九劃
『玉篇』呼丁切『唐韻』呼形切、𠀤音馨。『說文』聲也。