説文解字私註 𥄕部
𥄕部
- 文四
𥄕
- 説文解字
目不正也。从𦫳从目。凡𥄕之屬皆从𥄕。萈从此。讀若末。
- 康煕字典
- 目部四劃
『唐韻』莫撥切、音末。『說文』目不正也。从𦫳从目。『徐鍇曰』丫角戾也。
『廣韻』『集韻』𠀤徒結切、音垤。義同。
『集韻』莫結切、音蔑。義同。或書作𦭝。
『字彙』从𦫳、與从艸者不同。
- 音
- ベツ。バツ。
苜は別字。
瞢
- 字形
- 康煕字典の親字は𥊃を採る。
- 説文解字
- 瞢𥊄
目不明也。从𥄕从䀏。䀏、目數搖也。
- 康煕字典
- 𥊃 目部十一劃
『唐韻』木空切『集韻』『韻會』謨中切、𠀤木平聲。『說文』目不明也。『文中子・魏相篇』孰謂齊文宣瞢、而善揚遵彥也。
晦也。『揚子・太𤣥經』瞢隂征南、陽征北、物失明、莫不瞢瞢。
『廣韻』武登切『集韻』『韻會』彌登切、𠀤默平聲。又『集韻』忙肯切、默上聲。又『集韻』『韻會』𠀤母亙切、默去聲。義𠀤同。
不光明也。『周禮・春官』眂祲掌十煇之法、六曰瞢。《註》日月瞢瞢無光也。『楚辭・天問』冥昭瞢闇、誰能極之。《註》言日月盡夜淸濁晦明也。
『博雅』慚也。一曰悶也。『左傳・襄十四年』戎子駒支對士匄曰、不與於會、亦無瞢焉。『左思・魏都賦』有靦瞢容。《註》瞢、愧也。○按瞢俗作懵懜。『正韻』、瞢同懵。讀若孟、攺莫更切、非。
『集韻』莫結切、音蔑。亦目不明也。或作𦱛。
『集韻』『正韻』𠀤眉庚切。與盲同。『山海經』甘棗山有草、名蘀、可以已瞢。
『廣韻』『集韻』『韻會』𠀤莫鳳切。與夢同。澤名。『周禮・夏官・職方氏』荆州其澤藪曰雲瞢。『爾雅・釋地』作雲夢。『前漢・班固敘傳』令尹子文初生、棄於瞢中。《註》雲瞢、澤也。瞢同夢。
『集韻』謨蓬切『正韻』莫紅切、𠀤音蒙。雲瞢、李軌讀平聲。『正韻』左傳、漢書、夢字有二音、則瞢字亦宜通用。
『說文』本作𥊄、从𦫳、从橫目、从䀏。䀏、目數搖也。『六書正譌』䀏卽眩字、會意、通用夢。別作矒、懵、𠀤非。
- 音
- バウ
- 訓
- くらい
𤊾
- 《説文解字本文》
火不明也。从𥄕从火、𥄕亦聲。『周書〔顧命〕』曰、布重𤊾席。織蒻席也。讀與蔑同。
- 《康煕》
『說文』周書〔顧命〕曰、布重𤊾席、織蒻席也。讀與蔑同。○按周書今本作敷重篾席。
- 《音》ベツ
- 《訓》くらい
- 康煕火部
蔑
- 《説文解字本文》
勞目無精也。从𥄕、人勞則蔑然。从戍。
- 《康煕》
與滅通。
- 《訓》ないがしろ。さげすむ。ない。
- 白川は𥄕と伐の會意とする。藤堂は大きな目の上にさかさまつげが生えたさまに戈を添へ、傷附き爛れた目を表すとする。漢字多功能字庫は、甲骨文、金文を、戈と人に從ひ眉聲、金文を戈と𥄕と人の會意とし、本義は消滅、殺害で、輕侮の意は派生義といふ。
- 康煕艸部
- 常用漢字(平成22年追加)