説文解字私註 豐部
豐部
- 豐
- 《説文解字本文》
豆之豐滿者也。从豆、象形。一曰『鄉飲酒』有豐侯者。凡豐之屬皆从豐。
- 《説文解字重文》𣍈
古文豐。
- 《康煕古文》𧯮
- 《簡体字》丰
- [解字:白川]食器である豆に多くの禾穀を加へる形。
- [解字:藤堂]山と豆と二丰の會意。丰は亦た音符。
- [解字:落合]壴に從ひ、朋聲。
- [解字:漢字多功能字庫]甲骨文は、壴と二亡、或は壴と林に從ふ。亡は聲符。林の意義は不詳。金文は壴と丰に從ひ、丰は聲符。初義は太鼓の音を表す詞。後に大きい、滿つるの意となつた。
- 康煕豆部
- 當用漢字・常用漢字《漢字表字體》豊
- 豔
- 《説文解字本文》豔豓
好而長也。从豐。豐、大也。盇聲。『春秋傳』曰、美而豔。
- 《康煕》
『正字通』同豓。
- 《康煕》豓
『徐曰』容色豐滿也。『揚子・方言』美也。宋衞晉鄭之閒曰豓。一曰秦晉之閒美色爲豓。〔註〕言光豓也。『詩・小雅』豓妻煽方處。『左傳・桓元年』美而豓。
- 《康煕》豓
『正韻』光彩貌。『晉書・衞恒傳』摛筆豓于紈素。《韓愈·調張籍詩》光豓萬丈長。
- 《康煕》豓
自放縱貌。『潘岳・笙賦』汎淫汜豓。
- 《康煕》豓
○按韻書通作豔。『六書正譌』別作艷、灧、𠀤非。
- 《康煕》艷
『類篇』與豔同。
(色部)
- 《康煕》艶
『玉篇』俗豔字。
(色部)
- 《簡体字》艳
- 《音》エム
- 《訓》つややか。あでやか。なまめかしい。うつくしい。
- 康煕豆部
- 常用漢字(平成22年追加)《漢字表字體》艶