柑 - 漢字私註

康煕字典

部・劃數

木部五劃

『唐韻』『集韻』『韻會』『正韻』𠀤沽三切、音甘。果名。『南方草木狀』橘屬、滋味甘美特異者也。『唐書・蕭嵩傳』荆州進黃柑。『韓彥直・橘錄』柑別種有八、而乳柑推第一。

又通甘。『司馬相如・上林賦』黃甘橙楱。

又『集韻』『韻會』𠀤同鉗。以木銜馬口也。『公羊傳・宣十四年』柑馬而秣之。『前漢・五行志』畏𠛬柑口。

音訓・用義

音

カム(漢、呉) 〈『廣韻・下平聲・談・甘』古三切〉

柑子を指す。

解字

白川

形聲。聲符は甘。甘聲の字に、苷のやうに甘美の意があり、柑は柑子、蜜柑の類をいふ。

また柑口(口をつぐむ)の意に用ゐる。

藤堂

木と音符甘(口に含む、うまい)の會意兼形聲。うまい實のなる蜜柑。

屬性

柑

U+67D1

JIS: 1-20-27

人名用漢字