外轉第二十四 - 廣韻私註・韻鏡轉別索引

屬性

開合

本圖

『廣韻』に見えざるものには+を後置する。

聲調 平聲 上聲 去聲 入聲
等呼
𠜂
*
産′

*

薛*
唇音 𤳖
次清
清濁 滿
舌音 端/知 𡰞
1
𧲮+
1
次清 透/徹
2
+
1
侻󠄂 𤿫
定/澄
清濁 泥/孃
1
+
1
牙音
次清 𥛁 𩢺+
1
䟒+ 𧱝+
1
清濁 𤸷 輐+ 𦤙
齒音 精/照 𥎞 *
3
次清 清/穿 爨+
1
穿 㦌+
1
㦃′
4
㔍*
從/牀 𤜼
5

6

*
*
心/審 𣠯
1
旋+
𨏉*
7
𠞯+ 刷*
𢮛
喉音 𡣬 + 蜎+
豩+
1
鋗󠄂 𤀣+ 𥄎
清濁
半舌音 清濁
半齒音 清濁 𤲬 𤑔
註1
『磨光韻鏡』の增補。
註2
【龍】原書は空欄であるが、以下を指摘。
  • 「切三」「王一」「王三」の仙韻に見える鐉剶二字(丑專󠄂反)に相當。『七音略』は鐉を配する。
  • 『廣韻・仙韻』では猭剶二字(丑縁切)に相當。
  • 『廣韻』は鐉を此縁切(音詮)とする。
  • 疑ふらくは本來は鐉を配したが後人が刪去した。
『磨光韻鏡』は猭を配する。
註3
【龍】原書は空欄であるが、以下を指摘。
  • 『廣韻・線韻』孨(莊眷切)は『廣韻』以前の韻書に見えず、本より空欄であつたと思しい。
  • 『七音略』の配する恮は『集韻・去聲下綫第三十三』(莊眷切)に據り增したもの。
註4
【龍】原書に羼を配するが、以下を指摘。
  • 羼は『廣韻』潸獮兩韻に見えず、所據不明。
  • 『七音略』は㦃を配する。㦃は『廣韻・産韻』初綰切『集韻・産韻』揣綰切であるが、綰は兩書に潸韻であり、『七音略』の配置は妥當。
陳は、『慧琳音』に羼を初板反とすると云ふ李新魁『韻鏡研究』の説を擧げ、此と合ふとする。
『磨光韻鏡』は㦃を配する。
註5
【龍】は原書平聲二等に配する𤜼について、『廣韻・先韻』崇玄切が此に合ふとするが、韻が合はず疑問。陳は聲合ひ韻合はずとする。『磨光韻鏡』は刪る。切韻諸本輯覽は當に刪るべしとする。便宜的に平聲四等に配する。
註6
【龍】は以下を指摘する。
  • 原書の配する鄼(酇)は纂(精母)と同音で配置不當。『七音略』の配する鄹の譌誤と思しい。
  • 鄹は『廣韻』辝纂切『集韻』緒纂切であるが、一等韻に邪母(補注: 辝緒ともに邪母)の例は無い。
註7
【龍】原書に㝈(『廣韻・諫韻』生患切)を配し、言及無し。辻本に據れば『廣韻・線韻』𨏉㝈二字(所眷切)も此處に相當。