説文解字私註 冊部
- 冊
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符命也。諸矦進受於王也。象其札一長一短、中有二編之形。凡冊之屬皆从冊。
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古文冊从竹。
- 嗣
- 嗣
諸侯嗣國也。从冊从口、司聲。
- 孠
古文嗣从子。
- 扁
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署也。从戶、冊。戶冊者、署門戶之文也。
冊部 舊版
嗣
- 説文解字
諸侯嗣國也。从冊从口、司聲。
- 孠
古文嗣从子。
- 康煕字典
- 口部十劃
- 《古文》台孠
『唐韻』『集韻』『韻會』𠀤祥吏切、音飼。『說文』諸侯嗣國也。从冊从口司聲。《註》徐鍇曰、冊必於廟史、讀其𠕁、故从口。『玉篇』嗣、續也、繼也。『書・舜典』舜讓于德、弗嗣。『大禹謨』罰弗及嗣。
『詩・鄭風』縱我不往、子寧不嗣音。《傳》嗣、習也。《疏》學習音樂。
姓。『廣韻』風俗通云、衞嗣君後。
叶音祚。『前漢・敘傳』孝武六子、昭齊無嗣、燕刺謀逆、廣陵祝詛。《註》師古曰、嗣合韻音祚。
- 訓
- つぐ
- 解字(白川)
- 司と口と冊の會意。口は祝禱の器。司は祝禱の器を開いて神意を伺ふ意。冊は冊祝して神に告げる意。嗣續の大事を以て神意を問ふものであらう。金文には司、また[台司]をその義に用ゐる。
- 解字(藤堂)
- 形聲。司聲。冊に後嗣を立てる經緯を記し、神前に口で報告することを表す。
- 解字(漢字多功能字庫)
- 商代金文は冊と口と司と子に從ふ。恐らく簡冊を持ち知識を子孫に傳授することを表し、知識の承傳を強調し、本義は繼承、承傳。冊と口は冊命を宣讀する意と見る説もある。
- 後に字形を省略し、冊に從ひ司聲。後に口を加へ、小篆と同じ形となる。
- 金文では繼承の意を表す。また、後嗣、子孫を表す。
- 表
- 當用漢字・常用漢字