説文解字私註 𠤎部
- 文四 重一
- 𠤎
-
變也。从到人。凡𠤎之屬皆从𠤎。
- 𠤗
未定也。从𠤎𥎨聲。𥎨、古文矢字。
- 眞
- 眞
僊人變形而登天也。从𠤎从目从乚。八、所乘載也。
- 𠤛
古文眞。
- 化
-
教行也。从𠤎从人、𠤎亦聲。
𠤎部 舊版
𠤗
- 説文解字
未定也。从𠤎𥎨聲。𥎨、古文矢字。
- 康煕字典
- 匕部七劃
『集韻』同𠤑。
- 𠤑 匕部五劃
- 𠤑
『集韻』魚其切、音嶷。『說文』未定也。『集韻』同𠤗、或作𠤑。『篇海』亦作𠤘。
- 音
- ギ
- 訓
- うたがふ
- 解字(白川)
- 人が杖を立てて、凝然として後ろを振り返る形。進退の定まらぬ姿勢をいふ。
疑に同じ。
眞
- 説文解字
僊人變形而登天也。从𠤎从目从乚。八、所乘載也。
- 𠤛
古文眞。
- 康煕字典
- 目部五劃
- 《古文》𡙊
『唐韻』側鄰切『集韻』『韻會』『正韻』之人切、𠀤軫平聲。『說文』仙人變形而登天也。『司馬子坐忘樞翼篇』鍊形爲氣、名曰眞人。
『玉篇』不虛假也。『韻會』實也。僞之反也。『正韻』神也、淳也、精也、正也。『莊子・漁父篇』眞者、精誠之至也。『前漢・宣帝詔』使眞僞毋相亂。『後漢・馬援傳』帝王自有眞也。
『南齊書・顧歡傳』佛號正眞、眞會無生。『天隱子神解篇』本一性而言、謂之眞如。
『舊唐書・明皇紀』莊子文子列子庚桑子所著書、改爲眞經。
天曰眞宰。『莊子・齊物論』若有眞宰、而特不得朕。
天眞、天乙、始生之眞元也。『黃帝素問』有上古天眞論。
畫像曰寫眞。『張君房麗情集』蒲女崔徽寫眞、寄裴敬中。
星名。『晉書・天文志』京房風角集星章、妖星、一曰眞若。歲星所生也。
茶名。『博物志』飲眞茶、令人少眠。任昉云、眞、香茗、出巴東。
香名。『洪芻香譜』降眞香、生南海諸山。
金名。『本草・釋名』陶弘景曰、仙方名金爲太眞。
玉名。『抱朴子僊藥篇』𤣥眞者、玉之別名也。
州名。漢廣陵地、宋置眞州。又四川化外、唐置眞州。
姓。漢長史眞祐、宋學士眞德秀。又複姓。唐將軍眞郭待封。
『南齊書・魏虜傳』北魏呼官吏爲眞、如直眞、烏矮眞之類。
叶之然切、音旃。『陸雲・陸常侍誄』於惟君德、齊聖廣淵。羣彥景附、漸化濯眞。『六書正譌』人受氣以生、目最先、神之所聚、無非實也。故从目从匕。匕、化也。从兀、氣之狀也。會意。『孫季昭曰』六經之中無眞字。𠤛、古文眞。
- 解字(白川)
- 𠤎と県の會意。顚死者を表す。顚死者を愼んで塡めて鎭め、廟中に寘き、その瞋りを安んじ、玉を以て呪靈を塡塞するを瑱といふ。
- 解字(藤堂)
- 金文は匕と鼎の會意。匙で容器にものを滿たすさまを表し、充塡の塡の原字。
- 解字(漢字多功能字庫)
- 金文は貝に從ひ𠂈聲。𠂈は殄の古文で、顚隕の顚の意を表す初文。眞、顚、殄の三字は音が近い。金文はあるいは鼎に從ふ。貝と鼎は形が近く、古い文字の偏旁では往々にして混用される。眞盤の眞字はまた意符の丌を加へる。眞は珍貴の珍の初文。後に眞を眞假の眞の意に假借し、玉を意符、𠂈と音の近い㐱を聲符とする珍字で珍貴の珍を表すやうになつた。
- 表
- 當用漢字・常用漢字
- 《漢字表字體》真
- 《人名用許容字體》眞