闔 - 漢字私註

説文解字

門扇也。一曰閉也。从盍聲。
十二門部

説文解字注

門扉也。从門盇聲。一曰閉也。

康煕字典

部・劃數
門部十劃

『唐韻』胡𦡳切『集韻』轄𦡳切『韻會』曷閤切『正韻』胡閤切、𠀤音合。『說文』門扇也。『爾雅・釋宮』闔謂之扉。《疏》闔扇也。『禮・月令』仲春之月、乃修闔扇。《註》用木曰闔。『左傳・襄十八年』以枚數闔。《註》闔、門扇也。『史記・宋微子世家』牧齒著門闔。《註》闔、門扇。

又『韻會』雙曰闔、闔門也。單曰扇、扇戸也。

又『說文』閉也。『易・繫辭』闔戸謂之坤。《疏》謂閉藏萬物、若室之閉闔其戸。『左傳・襄十七年』吾儕小人、皆有闔廬、以辟燥濕寒暑。《註》闔、謂門戸閉塞。

又苫也。『周禮・夏官・圉師』茨牆則翦闔。《註》闔、苫也。

又『正韻』摠合也。『後漢・張儉傳』儉見曹氏世德已萌、乃闔門懸車、不與政事。『前漢・武帝紀』今或至闔郡、而不荐一人。《註》總一郡之中、故曰闔郡。

又『廣韻』閶闔。『前漢・禮樂志』游閶闔。《註》閶闔、天門。『淮南子・原道訓』排閶闔、鑰天門。《註》閶闔、始升天之門也。

又風。亦名閶闔。『史記・律書』閶闔風、居西方。

又助語詞。『莊子・列禦𡨥』闔胡嘗視其良、旣爲秋栢之實矣。《註》闔、語助也。又『則陽篇』日與物化者、一不化者也、闔嘗舍之。《註》言何不試舍其所爲乎。

又國名。『前漢・𨻰湯傳』又遣使責闔蘇大宛諸國歲遺。《註》闔蘇、國名。在康居北一千里。

又人名。『莊子・人閒世註』顏闔、魯之賢人隱者。

異體字

簡体字。

音訓・用義

カフ(漢)
とびら。とぢる。とざす。すべる。すべて。とま。

再讀して「なんぞ〜せざる」と訓ず。盍と通ず。何不の訓。

解字

白川

形聲。聲符は盍。盍は器に蓋をして閉ぢること。

闔蘆は家、闔邑、闔國は、邑、國の全體をいふ。

淮南子・墜形訓』に西極に閶闔の門があり、太陽の入り隱れる門であるといふ。

藤堂

と音符盍の會意兼形聲。盍は、去(くぼんだ容器に被せた蓋)と皿の會意字で、蓋をする、合はせて閉ぢる、といふ基本義を持つ。闔は門の扉を合はせて閉ぢること。

屬性

U+95D4
JIS: 1-79-78
U+9616