机 - 漢字私註

説文解字

机
木也。从聲。居履切。
木部

説文解字注

机
机木也。山海經〔北山〕』單狐之山多机木。『〔同・中山〕』族𥮐之山多松柏机桓。郭曰、机木似榆、可燒以糞稻田。音飢。按葢卽榿木也。今成都榿木樹。讀若豈平聲。楊雄『蜀都賦』曰、春机楊桺。机榿古今字。榿見杜詩。王安石詩以榿滋移爲韵。『韵會』音邱其切。與蜀語合。從木几聲。居履切。十五部。

康煕字典

部・劃數
木部二劃

『唐韻』『集韻』『韻會』居履切『正韻』居里切、𠀤音几。『說文』木名。『山海經』單狐之山多机木。《郭註》狀如楡、可燒以糞田。

又與通。『易・渙卦』渙奔其机。《註》承物者也。『家語』仰視榱桷、俯察机筵。《註》机作几。

又『集韻』居狋切『韻會』居宜切、𠀤音饑。亦木名也。

又『類篇』牛吠切、音刵。椹也。

音訓・用義

キ(漢、呉) 〈『廣韻・上平聲・脂・飢』居夷切/『廣韻・上聲』居履切〉[jī/​jǐ]{gei1/gei2}
つくえ

漢語資料を見るには、はんの木(榿)を指すといふ。藤堂も同樣。

白川『字通』、KO字源は、猿梨を指すとする。

解字

白川

形聲。聲符は。几は机の初文で象形。兩端に足のある臺の形。

机を『說文解字』に木の名とし、にれに似た木の名であるが、これは別義。

藤堂

と音符の形聲。もとは木の名。几に當てて、つくえの意味に用ゐる。

屬性

U+673A
JIS: 1-20-89
當用漢字・常用漢字

関聯字

別字。机を機の簡体字として用ゐる。