嘰 - 漢字私註
説文解字
小食也。从口幾聲。
- 二・口部
康煕字典
- 部・劃數
- 口部・十二劃
『唐韻』居衣切『集韻』『韻會』居希切、𠀤音機。『說文』小食也。
又『玉篇』嘰、唏也。紂爲象箸、而箕子嘰。『史記・十二諸侯年表』作唏。『淮南子・繆稱訓』號而哭、嘰而哀、而知聲動矣。
又『廣韻』口醜。
又『集韻』渠希切、音祈。『司馬相如・大人賦』噍咀芝英兮、嘰瓊華。《註》徐廣曰、嘰音祈、小食也。
又『集韻』巨至切、音曁。義同。
音訓・用義
- 音
- キ(漢) 〈『廣韻・上平聲・微・機』居依切〉
- 訓
- つづしる。なげく。
「つづしる」とは、少しづつ物事をする、ぽつりぽつりする意。多く、物を食べたり口遊んだりする動作をいふ。(北原保雄篇『全訳古語例解辞典』(小学館))
嗶嘰とは、毛織物の名。サージ(serge)。
解字
藤堂
口と音符幾の會意兼形聲。幾は、小さい、少ないなどの意を含む。
屬性
- 嘰
- U+5630
- JIS: 2-4-32
関聯字
- 叽
- 叽を嘰の簡体字として用ゐる。