鴟 - 漢字私註
説文解字
𨿠也。从隹氐聲。
- 四・隹部
籒文𨾦从鳥。
康煕字典
- 部・劃數
- 鳥部五劃
『廣韻』處脂切『集韻』『韻會』稱脂切、𠀤音摛。『說文』䳠也。『玉篇』鳧屬。鴟鴞、惡鳥、捉鳥子而食者。又角鴟、一名鵂鶹、一名鵋䳢、一名鵅。『爾雅・釋鳥』鴟鴞、鸋鴂。又茅鴟。『釋鳥』狂、茅鴟。《郭註》今鵵鴟也。似鷹而白。《疏》茅鴟、一名狂。廣雅云、茅鴟、鳩也。又怪鴟。『釋鳥註』卽鴟鵂也。『廣雅』今江東呼此屬爲怪鳥。『埤雅』怪鴟、一名隻狐、晝無所見、夜卽飛噉蚊蟲。莊子所謂夜撮蚤察毫末、晝出瞑目而不見丘山是也。又梟鴟。『爾雅・釋鳥郭註』土梟。又『山海經』南海蒼梧山有鴟久。《註》卽鴟舊。『又』三危山有鳥、狀如𪇱、名曰鴟。○按此鳥、疑別是一種。
又鴟夷、革囊也。『史記・伍子胥傳』盛以鴟夷革。《註》取馬革爲榼形也。又『揚雄・酒箴』自用如此、不如鴟夷。『顏云』盛酒者也。
又蹲鴟、芋也。『史記・貨殖傳』汶山下有蹲鴟。『華陽國志』汶山大芋如蹲鴟。
又茅鴟、逸詩篇名。『左傳・襄二十八年』慶封來奔、穆子使工爲之誦【茅鴟】。《杜註》刺不敬也。
又『書・呂𠛬』鴟義姦宄。註鴟義、以鴟張跋扈爲義也。庚桑子曰、人實鴟義而有其國。
又『史記・貨殖傳』范蠡適齊爲鴟夷子皮。『正字通』字彙以鴟夷爲複姓、誤。
- 部・劃數
- 隹部五劃
『唐韻』處脂切『集韻』稱脂切。𠀤同鴟。『說文』𨿠也。从隹从氐。餘詳鳥部鴟字註。
異體字
簡体字。
音訓
- 音
- シ(漢、呉) 〈『廣韻・上平聲・脂・鴟』處脂切〉
- 訓
- とび。ふくろふ。
解字
白川
形聲。聲符は氐。
説文解字に𨾦に作り、鴟を籀文とする。
とびをいふ。鴟梟、鴟鴞はふくろふ。鴟鵂はみみづく。
鴟夷は馬の皮袋。古く神判が行はれ、敗訴者は鴟夷に包んでこれを江南に投じた。それで金文の灋(法)の字は、その旁を皮に包んだ形に記すものがある。
藤堂
鳥と音符氐(=底。じつと止まる。)の會意兼形聲。じつと止まつてゐる鳥。
漢字多功能字庫
鴟はもと𨾦に作る。今、いはゆる鷂子、鷂鷹(はしたか)、老鷹、鳶鷹(とび)を指す。
屬性
- 鴟
- U+9D1F
- JIS: 1-82-86
- 𨾦
- U+28FA6
- 鸱
- U+9E31