呷 - 漢字私註

説文解字

呷
吸呷也。从聲。
口部

康煕字典

部・劃數
口部五劃

『唐韻』『正韻』呼甲切『集韻』迄甲切、𠀤音䛅。『說文』吸呷也。『長箋』吸而飮曰呷。甲有斂藏義、故从甲。

又『廣韻』喤呷、衆聲。

又『司馬相如・子虛賦』噏呷萃蔡。《註》衣裳張起之貌。

音訓・用義

カフ(漢) 〈『廣韻・入聲・狎・呷』呼甲切〉
あふる

飲物をあふる、がぶ飲みする、啜り飲むこと。

また、かまびすしいこと、聲衆きこと。

呷呷は、鴨や家鴨の鳴く聲。『爾雅・釋鳥』に鴨鳴呷呷とあると複數の資料に見えたが、中國哲學書電子化計劃やWikisourceのテキストでは確認できず。『禽經・提要』に同句が見える。

解字

藤堂

と音符の會意兼形聲。甲は鎧や殼を被せる意。呷は、上から被せるやうに、がぶ飲みすること。

漢字多功能字庫

に從ひ聲。本義は喝、吸。

呷はまた象聲詞に用ゐる。

屬性

U+5477
JIS: 1-50-78