𢎘 - 漢字私註
説文解字
嘾也。艸木之華未發圅然。象形。凡𢎘之屬皆从𢎘。讀若含。
- 七・𢎘部
康煕字典
- 部・劃數
- 弓部(零劃)
『唐韻』乎感切『集韻』戸感切、𠀤含上聲。『說文』弓嘾也。草木之華未發函然。象形。
又『廣韻』『集韻』𠀤胡南切、音含。義同。
音訓
- 音
- カン ゴン 〈『廣韻・下平聲・覃・含』胡男切〉〈『廣韻・上聲・感・頷』胡感切〉
- 訓
- つぼみ
音訓とも『字通』に據る。
解字
白川
象形。草木の花が咲ききらず、ものを含んだやうな咲きかけの狀態にあることをいふ。
『説文解字』に嘾むなり。艸木の華未だ發かず圅然たるなり。象形。
とあり、《繫傳》に草木の華未だ吐かず、人の物を含むが若きなり
とする。《徐箋》に粤族の人になほその語が殘されてをり、今はランの音であるといふ。
また含と聲義近く、『後漢書・逸民・梁鴻傳』の《適吳》(吳に適く)の詩に麥含含兮方秀。
(麥含含として方に秀づ)の句がある。
屬性
- 𢎘
- U+22398
関聯字
𢎘に從ふ字
- 𡴰
- 圅
- 㽕
- 𢎙
- 𣐺