爚 - 漢字私註
説文解字
- 爚
火飛也。从火龠聲。一曰爇也。以灼切。
- 十・火部
説文解字注
- 爚
火光也。光各本作飛。今依『文𨕖・琴賦景福殿賦・注』、『玄應書・卷九』正。『西都賦』震震爚爚、雷奔電激。震震謂雷、爚爚謂電也。李善引字指曰、儵爚、電光也。按此字或借爲燿字。或借爲鑠字。或作爍者、俗體也。从火龠聲。以灼切。二部。一曰𤑔也。又一義。
康煕字典
- 部・劃數
- 火部・十七劃
『唐韻』以灼切『集韻』『韻會』『正韻』弋灼切、𠀤音藥。『說文』火飛也。『集韻』或作爍。
又『說文』一曰𤑔也。
又『玉篇』光也、電光也。『廣韻』煜耀、光明。
又『莊子・胠篋篇』外立其德而以爚亂天下者也。
又『班固・西都賦』震震爚爚。《註》奔走貌。
又『廣韻』書藥切『集韻』『類篇』式灼切、𠀤音爍。義同。
又『廣韻』儵爚、光貌。
又『唐韻正』爚、與燿通。『荀子・致仕篇』夫燿蟬者、務在明其火、振其樹而已。『呂氏春秋』作爚蟬。
音訓
- 音
- ヤク(漢、呉) 〈『廣韻・入聲・藥・藥』以灼切〉[yuè]{joek6}
- シャク(漢、呉) 〈『廣韻・入聲・藥・爍』書藥切〉
- 訓
- ひかり。かがやく。
解字
白川
形聲。聲符は龠。
『説文解字』に火光なり
(段注本)とし、一に曰く、爇くなり
とあり、『玉篇』に電光なり
とあつて、火花を發して光り輝くさまをいふ。
班固の『西都賦』に電光を震震爚爚
と形容してゐる。
爍爚は疊韻の連語で、形況の語とみられる。
藤堂
屬性
- 爚
- U+721A
- JIS X 0212: 42-36