穴拔け日記 (平成16年12月)

12月31日 (金) : 大晦日

私事・獨語

朝、先づ秋葉原に。支配人は何も買はなかつたが、同伴者は何やらを買うてゐた。その後、九段に參拜に行く。年始の準備でなにやら少しごたごたしてゐた感はあつたが、神社はやはり神社に候。お參りを濟ませるまでは雪はぱらぱらと、景色に興を添へる程度のものであつたが、歸路、急に本格的に降り出すわ、風も吹き出すわで、參りに參る。その後は土産を買ひ、新幹線で名古屋まで、更に近鐵で名張に、無事歸着。細々した話は改めて詳述するとす。

今年はこれまでと致す。讀者諸賢には、よいお年をお迎へあれ。

12月30日 (木)

私事・獨語

冬コミ2日目。竝んで開場待ち。天氣がよく、前日より暖かかつたので助かつた。色々あつたことは矢張改めて書く。前日よりは體力の消耗は減らすことが出來たが、夕餉で飲むペースを間違へて痛々しいことになつたのがなんとも。

紀宮内親王殿下御婚約内定正式發表

宮内廳は、紀宮内親王殿下の御婚約内定を正式に發表。また、殿下には、お相手の黒田氏とお二人で、記者會見なされた。

12月29日 (水)

私事・獨語

冬コミ1日目。朝から霙交じり。なんでやねん、とか思ひつつ、例の3人と新橋で合流してゆりかもめで會場に向かふ。その後……色々ありすぎたので改めて纏める。取り敢へず、腰に來た。

12月28日 (火)

私事・獨語

冬コミに行く爲に、出立。何はともあれ、まづ新幹線で東京まで。何の問題もなく到着。その後宿泊先に向かふ途中、日銀本店を見に行つたのが運の盡き?で、元々方向感覺が鈍いこともあつて彷徨へる羊となり、1時間位ぐるぐる荷物引つ張つて廻つた。最終的にはなんとか辿り着いたけども。でないと困る。

12月27日 (月)

管理記: 君主國・君主一覽

以前何かの拍子につくりかけてゐたものを、どうせならといふことでマークアップしてたのがこれ。表記が本當に正しいのか怪しいところもあるが、そもそも外國語なんかろくに解らないのでどうしやうもない、と言ひ訣してみる。内容の割に時間ばかり食つてしまうた感じ。

世間

李前總統は名古屋に到着した由。

官邸は、こんな年の瀬になつて、突然の樣に、所謂女帝問題を念頭に置いた「皇室典範に關する有識者會議」の立ち上げを發表。會議のメンバーに選任されたのは十名。なんか東大關係者が多い氣がするが、こんなものなのかね。何にせよ、この年末に忙しないことである。落ち着けるところは大體決まつてゐるといふか、ある程度固まつてゐるのであらうが。

暦日天候地象

スマトラ島沖で發生した地震により津波が生じ、死者が二萬人を超えたといふ。年の最後まで「災」とは、これ如何に。地震津波に因る被害としては史上最惡とも言はれてゐる。

12月26日 (日)

私事・獨語

朝、論文に手を附ける。取り敢へず前置きを書くが、なかなかしつくりくる文章が書けないので困る。

その後買い物。

購入

塩野七生『最後の努力 - ローマ人の物語XIII』ほか。

12月25日 (土) : 大正天皇祭、クリスマス

私事・獨語

年賀状關聯ミッションを豫定分につき完了。該當者は樂しみに? 待つが宜しい。

今年も矢張、クリスマス、何それ、といふ感じで終了。

世間

合衆國聯邦政府の有償軍事援助につき、昨年、本朝は納入額ベースで世界で第2位であつた由。因みに1位は希臘。契約額では、ポーランド、エジプト、本朝の順とのこと。かかるずれが生じる理由が少々謎であるが、取り敢へず、増えてゐるといふ一點は確からしい。

12月24日 (金) : クリスマスイブ

覺書: Install Vine Linux 3.1 into DELL Dimention 8400

Install Vine Linux 3.0 into DELL Dimention 8400 (2) の續き。

取り敢へず、再起動して NIS が引けてゐるか調べる。うまく行つてないので調べると、/etc/rc.d/rc5.d の下の起動用シンボリックリンクの名前が期待通りに附いてゐない。即ち、ブート時に起動するデーモンについては、Sから始まるシンボリックリンクが置かれる訣だが、さうなつてゐなかつた。取り敢へず、そそくさと名前を變へて再起動したら上手く行つたのでこれはそれきりとする。

その後、共通サーバ上のディスクをマウントするために automount の設定をする。これは大した問題もなく終了。

ここまで出來たところで、ファイルの移動を開始。取り敢へず、舊マシン上のデータを片つ端から tar で固めて共通サーバ上に置き、それを新マシンに移して展開することの繰り返し。實に詰まらない作業である。

そのうち、メールのデータも移したところで、emacs の設定ファイルを弄らうとしたが、コメントに、バージョンアップ時に云々といふ注意書きがあつたので、先に 3.0 から 3.1 にアップグレードすることにした。

Vine Linux の公式サイトを見てそそくさとアップグレードの手順を踏む。暫く待ち惚けを喰つたものの、何の問題もなく終了。まあ、さうでないと困るが。

その後、emacs の設定を弄つてメールの遣り取りを出來る樣にした。mew 用の設定ファイルが別になつてゐるのに少々驚くといふか、ああさうといふ感じであつた。その後、メールチェッカの設定をしたが、最初から入つてゐる奴が、APOP に對應してゐなかつたので、使へさうなのを落としてきて入れた。

メール關係はそれで一應仕舞ひにして、今度はプリンターを使へる樣にする。CUPS を使ふのは初めてであるので、色々見てどうにか設定をする。對應機種に含まれてなかつたので焦つたが、二、三試したところ、Generic な PostScript プリンタを選べばよかつたので、ひとまづやれやれ。

取り敢へず、後はデータ關聯と、シェルの設定ファイルを從前の勝手通りに使へる樣にすれば移行完了であるが、時間がなかつたので、それはまたの機會とする。とはいへ、その邊りになると、ネタとして書く程のことでもないので、このシリーズはこれにて締めておく。

私事・獨語

世の中はクリスマスイブだかなんだか知らないが、吾輩にとつては只の休み前の平日に過ぎず。TA の出勤簿に印鑑押すためだけにキャンパスを往復したり、資料の整理をしたり、マシンのセットアップをしたりで忙しない一日であつた。

12月23日 (木) : 天長節

世間

國聯大使大島賢三は、安保理常任理事國擴大案への支持固めに全力を盡くすとし、本朝の常任理事國入りへの意慾を示した由。取り敢へず、來年一月から本邦は非常任理事國を務めるらしい。

科學・技術: 火星で火山噴火の可能性?

本日附の英科學誌 Nature に、約240萬年前に火山活動があつたといふ調査結果が發表された由。數百萬年の活動休止はあり得るといふことで、今後、火星のオリンポス山が噴火する可能性もあるとのこと。尤も、そのときまで吾人が生きてゐるかといへば、それは誰にも、屹度八百萬の神々にも、分らない。

12月22日 (水)

覺書: Install Vine Linux 3.0 into DELL Dimention 8400 (2)

昨日の (1) の續き。

取り敢へず、HDD は認識するようになり、どのビデオカードを選べばいいかも分かつたので、氣を取り直してインストールを再試行。さくさくと GUI で選擇して行けばなんの問題もなく一應終了。但し、ここから環境を整へるのが本當に問題となるところである。

最初の立ち上げ時に NIC が認識され、使へる樣になつたので、取り敢へずネットワーク周りから設定することとする。最近のディストリビューションは GUI で設定出來る訣だが、いまいち何がどうなるのやら分り難いので、結局手で /etc の下の設定ファイルを弄る方が氣が樂。といふことで、舊マシンの設定を參照しつつ、ホストやらゲートウェイやらドメインやら NIS の設定やらを書く。

取り敢へずこれで繋がるかどうか、ブラウザを立ち上げて適當なサイトを見てみる。問題ない。研究室内のマシンにも ping が通る。一應これでネットワークは繋がつたことにして、今度は自分のユーザアカウントをつくる。

userid と groupid は既に決められてゐるので、インストール時につくつて後で弄るより、素直に groupadd と useradd する方がよい、といふことで、さうした。何の問題もない。最も、つくつたアカウントでログインを試みてゐなかつたりするが。

その後で NIS を引つ張らうとして、ypbind が入つてないのに氣附き、apt で落してくる。GUI のツールがあるので至便である。なんか、さつきと言うてることが逆であるが、氣にするな。本音を言へば、apt なんて今まで使つたことがないから手つ取り早い方がいいといふだけの話。

閑話休題。ypbind を落してきたら、早速立ち上げて、一應 ypcat とかしてみて NIS が引けてることを確認。ただ、經驗上、次にマシンを立ち上げたときにうまく引けるかどうかが實は一番問題だつたりするので、安心できないのだが。

あとは、automount で共有サーバのホームをマウントする設定でもしようかと思つたが、別の用があつたので、今日はこれまでで仕舞ひ。殘りはまた今度。年内に完全移行出來るかどうかはかなり怪しい。

私事・獨語

朝から打ち合はせとて早起きして出掛けたが、儂の進捗報告の番が廻つて來る前に終了。いつもならこれで別にいいが、論文の構成と執筆方針のチェック位はして欲しかつたので、なんか殘念であつた。

TA で實驗の課題のチェックを延々してゐたが、目の疲れることと言つたらもう。大體、課題のチェックをする方が、色々推測して尋ねてやらないと説明をようしないのであるから、參る。

なんか、そんなこんなで、自分のことより他人のことばかりしてゐた一日だつた氣分で一杯。時間がないといふのに。

12月21日 (火) : 冬至

暦日天候地象

冬至 (21時42分)。

覺書: Install Vine Linux 3.0 into DELL Dimention 8400 (1)

供與された DELL Dimention 8400 に Vine Linux 3.0 を入れようとしたところ、HDDドライブを認識しないといふ、なんとも始末の惡いエラーが。色々調べたところ、SATA が惡さをしてゐるやうで、BIOS の設定を書き換へたら上手く行つた。とはいへ、ビデオカード選擇のところでどれだか分からなかつたので一旦打ち切つて今日はそれ以上何もせず。また明日。

私事・獨語

最近、自分のプログラムの他に、B4 のプログラムのデバッグまでさせられてゐる樣な氣がする。手取り足取り教へていいものかとも思ふが、元が儂のプログラムといふこともあるし、〆切といふものもあるしで、なかなか難しいところ。でも、もう少し自分で考へてやつて欲しい氣はする。教育とは、單に知識を與へるのみでなく、思考訓練をさせるところにこそ意義があるものだとつくづく實感するところである。

自分のプログラム絡みでは、特許調査をやれといふ指令が降つて來た。しかし、一寸キーワードをいれて檢索したら、ずらずら出てくるので、さて果てどこから手をつけたものか。取り敢へず、他に遣ることもあるので、今日のところはそれまでで放置。

12月20日 (月)

世間

北京政府は本朝が李前總統に査證を發給する件について、「報復」を示唆した由。全く笑止。連中は内政干渉といふが、本朝が誰に査證を發給するかしないかに口出しすることの方が立派な内政干渉であらう。馬鹿馬鹿しいにも程がある。

ソフトバンクのホークス買收が認められたやうである。支配人が註文をつけるのは一點。球團名にホークスを殘して貰ひたいものである。

支那紙の一は國際十大ニュースに、宰相の九段參拜を入れたとか。初詣といふ日本の慣習は餘り知られてゐないものである樣だ。笑ひ。

國立大學の授業料標準額が値上げされる由。全く冗談ではない。うちの大學が値上げするのかどうかは知らないが。

英軍事專門誌によると、合衆國は、斷交後は配置してゐなかつた現役士官を臺灣に配置する方針に轉換したとのこと。

12月19日 (日)

世間

内閣府の調査によると、支那に對して「親しみを感じる」人が減つてゐるやうである。韓國については増えてゐるといふ。メディアの報じ方を見てゐればそれもさうであらうと思ふ。吾輩はどちらについても「親しみを感じ」などしないのだが、まあ、それは人それぞれなので。

中國國民黨主席連戰は來夏主席を退くとのこと。

第二帝國陸軍伍長にして第三帝國の總統 Adolf Hitler は、「わが鬪爭」の印税收入などを脱税してゐたさうで。脱税するやうな獨裁者は、所詮それまでといふことかしらん。

12月18日 (土)

高松宮妃殿下薨去

高松宮妃殿下には、4時24分薨去。衷心より哀悼の誠を捧げます。

宰相、衆參兩院議長、最高裁長官は、各々哀悼の意を表する謹話を發表した由。

妃殿下の薨去により、高松宮家は絶家。

私事・獨語

朝、libpng がバージョンアップされてるのに氣附いて手持ちのプログラムを再構築。

其の後出掛け、色々と買ひ込む。

12月17日 (金)

私事・獨語

供與された新 PC に取り敢へず XP をインストール。Linux も入れようとしたが、インストーラが NIC のドライバを持つてないらしいので、FTP インストールは諦め。CD-ROM なりを用意して後日改めて遣ることにした。

研究室の大掃除。去年までと違ひ、ワックスがけがないので隨分樂になつた。自分の席は要らない紙の處分をした程度でまだまだ混沌としてゐてあれなのだが、まともに整理しようと思つたらかなりの時間を費やし、そして其の後幾程もなく元の混沌とした状態に囘歸するのは目に見えてゐるので。開き直りと言はれれば、否定はしない。

其の後忘年會。教授と、會社の人が竝んで坐つた向かひに陣取つた爲、酒は進むし話は面白いが矢張ずつと同じ所にゐるのは性分でなく、其の内助手と祕書孃が陣取つてる邊りに退散してだらだらしてゐた。飲んだのは燒酎ばかり。量を多少超した感もあるが、氣にする程でもなし。

12月16日 (木)

私事・獨語

謎のバグ出現で大いに困惑。あれこれ試した末、なんとか原因究明、退治は果たしたものの、やりきれなさは殘る。時間だけ無情に經つて行く。

新しいデスクトップ PC と液晶ディスプレイを供與さる。ディスプレイは早速取り附けたが、PC は環境設定などの手間があるので、今週中は無理つぽい。年内もスケジュール的にちと怪しいのだが、餘り遲くなつても何なので、なんとかするかと思案に暮れる。

世間

政府は李登輝臺灣前總統に査證發給の方針。敢へてこれ以上は何も書かない。

臺灣元總統故蒋經國夫人の蒋方良が15日逝去した由。

日本放送協會會長海老沢某は辭任の意嚮。ようやつとか。遲過ぎ。

女王陛下の内相 David Blunkett がスキャンダルで辭任。後任は教育相 Charles Clarke。

12月14日 (火)

世間

政府は、武力攻撃時の國民保護指針を發表。攻撃の類型を、着陸乃至上陸による侵攻、ゲリラ乃至特殊部隊による攻撃、彈道ミサイルによる攻撃、航空攻撃の四つに分類し、各類型に應じた對處を示した由。また、NBC 兵器による攻撃についても觸れてゐる。今までかういふものがなかつたことの方が摩訶不可思議なのであるが、それはこの際言ふまい。

宰相は所謂混合診療に關し、解禁する方向で調整する方針を表明した模樣。

物狂事: PSP 品切れ、初期不良、etc...

PSP は早くも在庫切れとか、初期ロットには矢張つきものの不良があつたとか、巷では色々言はれてゐるけれども、餘計な錢がないのと、今のところ欲しいタイトルがないのとで、吾人は當分模樣眺め。NDS も模樣眺め。最終的に兩方机の上に轉がつてゐる、といふ可能性は排除出來ないが。苦笑。

12月13日 (月)

世間

恆例の今年の漢字は「災」。來年は佳い意味の字が選ばれるやうな年になつて欲しいものである。

12月12日 (日)

暦日天候地象

舊暦霜月朔日。

私事・獨語

午后、歸阪。

歸り來たる後、DVD-R/RW ドライブを取り附けて動作確認。一應、DVD-ROM ドライブとしては使へることを確認。燒けるかどうかはまだやつてない。

12月11日 (土)

私事・獨語

歸省。途中、日本橋で散財。豫定外に錢を失つた。

實家歸着後、いつもの樣に PC のメンテ。

購入

冬コミカタログ: 豫定通り
DVD-R/RW ドライブ: 安かつたので、つひ
その他こまごまと……

12月10日 (金)

私事・獨語

更に作業を進める。進めるにつれ、問題點も見つかるのがなんとも。それでも、外堀位は埋まつたんぢやないかと思へつつある此の頃。氣をよくして夕刻よりの打ち合はせに臨んで、席上、順調なら一月中旬〆切の論文出さうかとも考へてをりますと口にしたらば、一箇月あるんやからと、助教授によつて出すことに決められて仕舞つた。この調子であれば、正月休みに論文の文案練らんといかぬらしい。まあ、受かれば輕井澤に出張出來るからそれはそれでいいんやけど。序でに論文誌の特輯號にも投稿出來るから尚いいんやけど。

世間

「防衞計劃の大綱」および次期中期防衞力整備計劃が決定さる。支那、平壤を名指しで脅威とした由。人員、戰車、護衞艦、戰鬪機は軒竝み減數。では何が「即應性、機動性、柔軟性及び多目的性」の爲に増やされたのか。數を減らすだけでは實力低下になるだけな氣がするが、杞憂であらうか。少數精鋭? 雜兵が澤山ゐるだけでは仕方ないとはいふものの、戰は結局駒の數であることを忘れてはならないと思ふのだが。

當然のことであるが、外相は對平壤食糧支援凍結を斷固やる旨を強調した模樣。

計算機・情報: 國會圖書館、web を蒐集の對象に

國會圖書館は、ウェブサイトについても蒐集、保存を行ふ方針であるらしい。當サイトを蒐集の對象にするなら勝手にしてくれて構はないが、jpドメインではないから對象外になる公算が大きいのかも。正式に決定したら、ドメイン取らうかしらん。其の爲に取るのは餘りに莫迦らしいといへば莫迦らしいのだが、取らうかどうか迷つてゐたこともあるので、いい切つ掛けなのかもと思つてみたり。

12月9日 (木)

私事・獨語

作業の先が段々見えて來たので氣分的に捗るといふもの。とはいへ、好事に魔は附き物で、妙なバグを B4 が見つけてくれたから、原因究明に時間を潰す目に。結局判つたが、なんとも脱力といふか、何と云ふか。でもまあ充實した感じだけはする一日であつた。

世間

自衞隊のイラク派遣延長が閣議決定された模樣。まあ、いづれ決定されるのは明かであつたので、今更何も言ふことはない。

合衆國國防長官は、イラクに派遣する兵隊を激励に行つたところ、兵士から裝備が足らぬと質問責めにあつた由。

Bush Jr. は、財務長官 John Snow に留任を要請し、受諾された模樣。

12月8日 (水) : 眞珠灣攻撃記念日

私事・獨語

TA の日。TA しつつ自分の仕事も持ち込んでやつてゐるといふ。研究室にゐるより捗つてる氣がなんとなうするが、多分氣の所爲。

終つてからは B4 の研究について色々見てやつたり。あるものについては進んでゐると言つてゐたが、どの程度まともなものが出來てゐるのか大いに不安である。儂の研究ではないとは言へ、無責任に放置といふ訣にもいかないし。

世間

平壤の出して來た資料は矢張出鱈目といふことである。宰相の曰ふ極めて遺憾なんて表現は甘々にも程がある。即時經濟制裁でも吾輩は何の問題もない。

有期刑刑期上限を伸ばし、「集團強姦等」罪追加などを行ふ爲の「刑法等の一部を改正する法律」(平成16年法律156號) 外法律六件が本日附で公布。

科學・技術: 虎の新亞種提唱

米國立癌研究所などは、遺傳子解析の結果、マレー半島棲息の虎は、從來同じとされてゐたインドシナ半島の虎とは亞種レベルで別物であるとし、新亞種に分類すべきと提唱。

12月7日 (火) : 大雪

暦日天候地象

大雪 (3時49分)。

12月6日 (月)

世間

規制改革・民間開放推進會議の宮内議長が、所謂混合診療に就き、絶對妥協せずと曰うた樣である。吾人は、何故混合診療を依怙地に禁止してゐるのか趣旨がさつぱり分らんので、議長殿の仰せ頼もしきと思へど、抵抗する連中のことを考へると、妥協しないなんて大見得を切つたのはいいんだか惡いんだかちと判斷に迷ふところである。結局最後は骨が拔かれる、なんてことがなければ結構だが。

生後三ヶ月の赤ん坊につき「腦死」判定が行はれ、結果治療が中止された件について。加療しても治癒の見込みがないのであれば、延々と生命維持を續けるのが正しいとは思へず、今囘の件はその點で妥當と考へる。人命は確かに尊いとせねばならないが、それでも限度はある。臟器移植などといふのは實に微妙で、特に自我も不分明な小兒にまで、それしか手がないからと言つて施すのは、本当に善いことなのかどうか、時に釋然としない。それはそれで天壽とも言へよう。

12月5日 (日)

覺書: LaTeX 化の壁 (3)

LaTeX 化の壁 (2)を書いて結構經つが、結局隨分な期間放置して、昨日から HTML 及び LaTeX の特殊用途文字の邊りを、あれを見たりこれを見たりしつつ纏め、XSLT にかける爲に XML 要素化して XSL のスタイルシートを書く。徒勞の割にどの程度役に立つかは怪しい限り。取り敢へず纏めたものを、HTMLとLaTeXに於ける特殊文字覺書に記す。今のところ、基本記號、アクセント類の附いたラテン文字、ギリシア文字の範圍に留まつてゐるので折を見て追記することになるかと。

世間

自民黨の改憲要綱、陸自幹部の書いた改正案が反映されてゐるとか、參議院の權限縮小に文句が出てゐるとか、なんとかかんとかで、白紙撤囘? 撤囘するほど非道い案とは思へないんやけどねえ。氣に入らないから卓をひつくり返して無に歸してゐたんではどうにもなるまい。まあ、自民黨の中の人の好い樣にすればいいんやけど。

12月3日 (金)

私事・獨語

未明、殘つてゐた葡萄酒を飲み干す。いい感じにフラフラ酩酊してそのまま寢て起きたら寢不足なのか輕い二日醉ひなのかといふ、微妙な不快感。

世間

Bush Jr. は辭意を表明してゐた本土安全保障省長官 Tom Ridge の後任に、前紐育市警本部長 Bernard Kerik を指名する方針。また、ネブラスカ州知事 Mike Johanns を農務長官に指名。 (【後日註】其の後、不祥事が發覺して Kerik は辭退。)

文部科學省の係長が大臣印を手書きで僞造し、減給處分にされ、刑法第155條第1項違犯 (有印公文書僞造、公印僞造) のかどで告發さる。よりにもよつて教育を司る文科省の役人が、手書きで大臣印を僞造してゐる姿を想像すると、不謹愼ながら、如何にも間の拔けた、端から見たら取り敢へず嘲笑するしかない姿が浮かんで來る。

米陸軍、遂にロボット兵士導入とか。反則にも程がある、と思ふ。遠隔操作らしいけど、將來は AI 備へた自律式のロボット兵士が味方の兵隊撃ち殺して問題になつたりするんやらうねえ。全く笑へない。

12月2日 (木)

私事・獨語

更にバグの嵐。家に歸つてから、gcc のバージョンを上げて件のプログラムを make し直してゐたら、コンパイルエラー、無限ループ、擧句の果てにセグメンテーションフォールト。今まで普通に動いてゐて、コンパイラのバージョンを上げた途端これやからやるせない。御陰で寢る時間無くなつた。

朝、打ち合はせ。取り敢へず用意してゐたネタについては一定の合意が形成されたので、ひとまづやれやれ。それを文書に纏めるのが面倒此の上ないのが何だが。

其の後、デバッグの續き。取り敢へず、今囘噴出したところは一應處置完了。といふところで氣力が失せたので、さつさと歸宅しにけり。

TA 終つて歸り來てから、儂のつくつたプログラムに關する大問題をさりげなく報告されて愕然といふかなんといふか。……また作業増えた。畜生奴。課題ばかり山積になり、處理が追ひ附かない此の頃。

世間

和蘭女王陛下の父君ベルンハルト殿下には薨去。