穴拔け日記 (平成18年2月)

2月28日 (火)

暦日天候地象

舊暦如月朔日。

世間

2月27日 (月)

私事・獨語

卒論發表とて學部のある別キャンパスに。發表の合間に暇な時間が出來たので生協で買ひ物をしたり等々。終つた後は打ち上げに行つたが、行ける口と見た4年生に注いでやつたら注ぎ返されてつぶし合ひみたくなり、結局ノックアウトされて後輩の家に厄介になるといふ情けなき有り樣。

購入

Karl von Clausewitz『戦争論』。

2月26日 (日)

私事・獨語

週末は諸々あつて實家に。往復の途中で日本橋に寄つたが、久々に電子部品なんかを見たりした。學部の時の實驗が懷かしいとか思つてみたり。

2月24日 (金)

私事・獨語

一度バグと挌鬪し始めたら、ある程度ケリがつくまでやる羽目になり、結果歸りが遲くなつてもう嫌や、と思ふのである。しかし、バグを潰したときのカタルシスは他に代へ難いもので、それもあつてプログラミングを止めることは不可能だと思ふのであるから、終つてゐる。

世間

2月23日 (木)

私事・獨語

このところ、論文を書くために實驗をせねばならず、實驗をするために入力データをつくつてゐたのだが、一應出來たと思つてプログラムに入力したら、ある程度他人の手でもテストされてゐた筈のプログラムからバグがぞろぞろ。入力データの方に瑕疵があつたのだが、それをチェックする論理を入れてなかつた過去の俺が惡いのでなんとも。おかげで歸宅が大分遲れた上、データに未だ足らないところがあることまで發覺したとさ。ガックシ。

世間

科學・技術: 冥王星の衞星新發見についてNatureに發表

昨年10月31日に發表された、冥王星の新たな衞星2つの發見について、23日付Natureに論文が掲載された。

2月22日 (水)

世間

科學・技術: M-Vロケット8號機打ち上げ成功

JAXAは、6時28分、赤外線天文衞星ASTRO-Fを搭載したM-Vロケット8号機を打ち上げた。ASTRO-Fは無事に豫定軌道に投入され、打ち上げ成功。結構なことである。

なほ、ASTRO-Fは、「あかり」と命名された。

2月21日 (火)

私事・獨語

卒論發表の練習を個別にやつたのだが、そのときに俺のノートPCを貸したら、ATOKのローマ字入力設定を弄つてゐたがために、練習者が資料を修正しようとしたときに途惑ふといふ出來事が。因みに、入れようとしたのは「うぃ」か「うぇ」で、デフォルトでは「wi」「we」が對應してゐると思ふのだが、支配人設定では「wi」は「ゐ」、「we」は「ゑ」となり、「whi」が「うぃ」、「whe」が「うぇ」になる。

世間

2月20日 (月)

世間

2月19日 (日) : 雨水

暦日天候地象

雨水 (4時26分)。

私事・獨語

朝は色々見たり聞いたり讀んだり。

午過ぎから少し午睡を取る。でもまだ眠い。

起きた後は色々讀んだり書いたり。

どうでもいい話だが、このサイトの題材が、俺の無節操さを體現するかのやうにチャンポンになつてゐるのを、もう少し綺麗に整頓出來ないものかと思案してみたり。多分、全部に興味のある人間は餘りゐない。

勇者、待てども來ず (5)

惡魔ビューネが魔王サタネル十一世の直々の命を受け、意氣揚々と勇者打倒に出掛けて一週間が經過した。この間も、魔王のもとには、各地の城砦や洞窟に配置した惡魔の指揮官達が次々と襲はれては斃されたり、捕へられたり、降參して捕虜になつたり、逃亡して行方不明になつたといふ報告が次々と上がつて來てゐた。

「全く、どいつもこいつも役立たずめ。まだ鬪つた者はよい。敵に膝を屈したり、あまつさへ逃げ出したりなどと、惡魔も隨分情けなくなつたものだ」

自分は頑強な城に閉ぢこもつてゐる魔王がこんなことを言ふのも妙な話であるが、彼自身は矛盾とは思つてゐない。彼の頭の中では、魔王たるものは城から動かず、部下に指示して世界征服をするのが正しい魔王の在り方といふことになつてゐて、自分から何處かに出掛けて、まして鬪ふなどといふ發想はこれつぽつちもなかつた。

しかし、魔王本人はそれでいいかも知れなかつたが、側近や、いづれ勇者と鬪ふ羽目になるかもしれない幹部連中は、ことをそんなに簡單に考へてなどゐられなかつた。生き殘る爲には、勇者に死んで貰ふか、魔王に世界征服などといふ無茶無謀をやめて貰ふかのどちらかしかない。後者は今のところ期待薄なので、取り敢へず前者について、打てる手を考へることにした。

「まづ、クローケルが殺られた件だが、報告書を見る限り、羂に掛かつたといふのが實像だらうな」

「うむ。相手は間違ひなく魔法陣を豫め用意して、勇者を餌にクローケルを誘き出したと考へるのが妥當だらう」

「さうなると、勇者よりも寧ろ勇者の連れてゐる魔道士の方が問題になりさうだな」

集まつた惡魔達は、アレス、クロード、カテリナの資料を用意して、クローケル殺害の一件について意見を述べ合ひ、三人の能力について分析を始めた。そして、夕刻までだらだらとしたお喋りを續けた末、一應の結論を出した。

「勇者アレスはそんなに大したものではない。問題は殘る二人だ」

「まづ間違ひなくクロード・エッセルが最大の脅威だ。奴の魔術に關する見識は相當と聞き及ぶし、過去にカディール國内の魔物叛亂事件を擔當し鎭壓した實績もある」

「カテリナとかいふ小娘は不明な點が多いが、老齡のエッセル博士の助手といふところだらう。一人前の魔道士としては若すぎる」

「といふことで、我々としては、勇者の首を取る前に、脅威の根源であるエッセル博士の命を頂戴することとしたい」

「異議なし」

肝腎の、クロードをどのやうに始末するかは、翌日に討議することにして、面々はそれぞれの住處に歸つてゐつた。

翌日、再び集まつてクロードの始末について話し合つてゐた面々のところに、魔王の使者がやつて來た。

「大魔王樣からの命令です。方々には至急お城に參集致されたく」

面々は訝りながらも連れ立つて魔王の城に登城した。

惡魔達が魔王の城に集まると、そこには、怒りで顏を引きつらせた魔王サタネル十一世と、先日魔王の命令で勇者を斃しに行つたビューネの冰漬けの首があつた。

「大魔王樣、これは」

「見たら分るであらう。ビューネの首ぞ。勇者の奴め、憎たらしくもビューネを殺すだけでは飽き足らず、罵詈雜言を冰に書いて送り附けて來やがつた」

一同がよく見ると、ビューネの首を覆ふ冰には、確かに莫迦だの間拔けだの阿呆だのといふ文字が、ご丁寧に彫り込まれてゐた。

(多分續く)

2月18日 (土)

私事・獨語

休日なのにミーティング。疲れた。眠い。寢たい。

取り敢へず、終つた後、一寸雜誌を買ひに行つたら目的物の他に餘計なものまで。某雜誌に、うちの Boss が寄稿してゐるとか、玩具になりさうな基盤がオマケで附いてるとかいふので買ひに行つたのだが、基盤で遊ぶには、日本橋あたりで電子部品をあれこれ買ふ必要がありさうで、財政難が更に酷くなる豫感。

科學・技術: H-IIA9號機打ち上げ成功

JAXAは15時27分、MTSAT-2を搭載したH-IIAロケット9號機を打ち上げた。發射後約28分後にMTSAT-2を分離、靜止トランスファー軌道に投入し、打ち上げは成功した由。

2月17日 (金)

私事・獨語

修論發表會、とはいへ俺が發表した訣ではないが。聞くだけでも何かとても疲れた。修論發練週間が終つたので、來週は卒論發練週間である。これまたハードな豫感。

2月16日 (木)

私事・獨語

昨日は修論發練二囘囘しで歸宅後即ダウン。今日は午后から一囘でまだ餘裕はあるが、それでも何か疲れた感じ。別に俺が練習してゐる訣ではなく、練習してゐるのを聞いて、議論に首を突つ込んでゐるだけではあるが。ここ毎年この時期は似た樣なことばかり書いてゐる氣がせでもなし。

取り敢へず自分のことも色々せねばならんのでスケジューリングが大變といふか何といふか。

2月14日 (火) : St. Valentine's Day

覺書: Monaを弄る その2

0.3系をmakeして……といふ部分で躓く。あれやこれやしてやうやく何か出來たけど、FDD image ではなくて CD の ISO イメージなのね。

でも矢張キー入力でをかしいところがちらほら。既にパッケージ化されてゐたisoイメージと自分でmakeしたisoイメージで微妙に擧動が異なるから更に嫌になる。

そこにばかり拘つてゐたらちいとも先に進まないから、取り敢へず放つておかうと思つたところで、もう今日は遣る氣なし。

世間

2月13日 (月)

覺書: Monaを弄る その1

折角入れたので、暫くMonaで遊んでみようと考へた。で、取り敢へずエディタの類すらなささうなので、ラインエディタ位つくつてみようかと思つたのだが……。標準入力もあるのかどうか怪しい。調べても埒が明かないので、メッセージループ囘してキーダウンを取得したりして、取り敢へずキー入力を出力するやうなコードを書いたりしてゐた。無論歸宅後。

それで氣附いたのだが、一部の記號のキー配置が明かにをかしいやうに思ふ。Keys.cpp のマップ配列が間違つてゐる氣もするし、そもそも押しても效かないキーがあるのがなんともかんとも。因みにバージョンは0.2.2。

0.3系だと直つてゐるのか? そもそも俺のノートのキー配置がをかしいのか? エミュレータ (因みにQemuを使用) か? と、ここに書いてゐて關係者の誰かが氣附くのかしら、そもそも。

2月12日 (日)

私事・獨語

家でダラダラと。新しくしてみたことと言へば、Mona本買つたまま何もしてゐなかつたので、取り敢へずノートに入れて動かしてみた位。

勇者、待てども來ず (4)

カテリナの發動した魔法陣の中央には紅蓮の炎が渦を卷き、やがて大きな深紅の蜥蜴が姿を見せた。サラマンダーと稱される精靈の一種である。

「我ガ領域ヲ侵スモノ、皆、灰トナルガヨイ」

火の蜥蜴は抑揚なく言ひ放つと、背に羽根を生やし、上空に舞つた。そして、全身から紅い光を發した。魔法陣の中の魔物達はその光を浴びて次々と燒かれ、灰燼と歸して行つた。クローケルも光を浴びたが、なんとか耐へ、地面に落ちはしたが命だけは辛うじて保つた。

やがて光が消えたとき、それを發してゐた蜥蜴の姿も消えてゐた。魔法陣の内側には、獨りクローケルが倒れてゐるのみである。

そこに近づいたのは、惡魔殺しの短劍を手にしたカテリナであつた。

「さすが大惡魔クローケルといふべきかしら。まさかあたしの火蜥蜴召喚に耐へきるなんてね」

「小娘、自惚れるなよ。惡魔の力を思ひ知らせてくれる」

「遠慮しておくわ。惡いけど、ここらで死んで頂戴」

なんとか立ち上がつたクローケルの胸部を、カテリナは遠慮も會釋もなしに、いきなり短劍で突き刺し、抉つた。惡魔殺しの名に恥ぢず、短劍はクローケルの肉體と共に魔力をも斷ち切り、絶命に追ひ遣つた。

魔王サタネル十一世は、クローケルが斃されたといふ報告書に目を通すと、顏を眞つ赤にして肩を振はせ、目を見開き、報告書を握り潰した。

「おのれ勇者め、予の可愛い部下をよくも」

魔王は、そもそもの原因が全て自分にあることは棚に上げて、いよいよ勇者に對する對抗意識を燃やした。

「大魔王様、かくなる上は御自ら勇者を御討伐なさいませ」

側近が進言したが、魔王はそれを退けた。魔王の思ひ込みでは、あくまで勇者が魔王の根城までやつて來るといふのがお約束であつたからである。

「そのやうな魔王たるにふさわしくないことが出來るか。勇者と雖も人間だ。人間を斃すのに魔王たる予がわざわざ出掛けるなど、あり得ぬ」

「しかし、このままでは奴らが次々と御家來衆を斃してしまふやもしれませぬ」

「ううむ、それは完全に否定できんな」

魔王は腕組みをして考へ込んだ。しばらく考へた後、側近に指示を出した。

「城に勇者が來ても予の所まで容易に辿り着けないやうに、仕掛けを施し、上級惡魔を要所に配置して警備に當たらせよ」

「御意」

「それから、警備の任に當たらぬ者は、引き續き勇者を斃すべく奮戰努力するやうに通達を出せ」

「御意」

次の日、魔王は惡魔ビューネを呼び出し、勇者殺害の特命を直々に下した。

「勇者は既にクローケルを斃してゐる。それを見越してお前に頼みたいのだ」

「臣をご指名頂けるとは光榮であります。聞けば、クローケルは火蜥蜴に燒かれたと言ひますが、臣は炎で燒かれるやうな心配は御座いませんのでご安心を」

「うむ、宜しく頼んだぞ」

(多分續く)

2月11日 (土) : 紀元節

私事・獨語

紀元節につき身を正し嚴かに過ごした、といふ訣ではなく、日本橋まで出掛けてゐた。日本橋でも「バレンタインデー」なんて文字が躍つてゐるのは滑稽といふか何といふか。

世間

2月9日 (木)

私事・獨語

朝早くから登校して、某君の修論の添削などをする。論文の添削について言へば、研究が密接に關係してゐる訣ではないが、どうにも捗つてゐないやうだつたのでお節介を燒いた感じ。添削したから必ずしも進む訣でもないが、何かヒントが出せればいい位の氣持ちである。大體、自分も論文書くのは苦手なのであるから、どこまであてになるものやら。

2月8日 (水)

世間

私事・獨語

所用で出掛けたが、時間潰しに餘計な店に入り餘計な物を買ひ餘計な錢を失ふ。まあ、いつものことと言へばそれまで。

2月7日 (火)

秋篠宮妃殿下御懐妊

秋篠宮親王妃殿下には御懐妊とのこと。目出度き限りのことであり、衷心よりお慶び申し上げます。

この慶事を政治のことと絡めるのは不本意ながら、やはり申し述べる。宰相は、今般の慶事に接しては、身を愼み、「有識者」以外の聲にも謙虚に耳を傾けて、今國會での皇室典範改正を斷念すべし。言ふに事缺いて敬宮殿下に對する帝王學を云々するのは見當が違ふと思ふ。現段階では、皇族としてお生まれになられた御方には、皇位を踐む可能性があるといふご自覺を持つて頂くやうにすればよいのである。其の爲に今國會で皇室典範を改正する必要は別にない。

最後に、妃殿下が出産の日まで健やかにお過ごしになり、お元氣な御子がお生まれになることを、謹んでお祈り申し上げます。

私事・獨語

仕樣書を出來上がつたものに合はせるために圖を描いたり文章を書いたり。順番が違ふ、といふなら、その通りなのであるが、現世では往々にしてかういふ間拔けなことがあるからいいんだか惡いんだか。

2月5日 (日)

覺書: alltt 環境 @ LaTeX

verbatim 環境では少々不便なことがある、と思つて調べてゐたら、alltt 環境といふのがヒットした。alltt.sty スタイルが必要であるが、取り敢へず思つてゐたよりも簡單に所望の結果が得られさうなので早速導入。

一つだけ不滿を言へば、verbatim* 環境と同等のものがなささうなところ。探し損ねてゐるだけかもしれないが。

世間

2月4日 (土) : 立春

暦日天候地象

立春 (8時27分)。

購入

藤崎竜『封神演義完全版15』、『封神演義完全版16』。

勇者、待てども來ず (3)

丘の上で身構へる「勇者」アレスと、それを斃さうと取り卷く、惡魔クローケルに率ゐられた魔物の群れの間の緊張は否應なく高まつてゐた、といふ訣ではなく。

「おい、勇者アレス。お前、このクローケル樣の名前を知らんのか」

「知りませんよ。魔王の名前だつてよく知らないのに」

「貴樣、それでよく勇者と言へるな」

「相手の名前を知つてゐようがゐまいが、斃すのには關係ないから」

「呆れた奴だな。こんなのが大魔王樣が殺さうとしてゐる勇者とは」

「別に殺してくれと頼んでないから、遣る氣がないなら歸つていいですよ」

アレスとクローケルは、緊張感の缺片もない會話を續けてゐた。

「ああもう、あの莫迦勇者。さつさと戰鬪始めろつての」

「女の子がそんな物騷なこと言ふものぢやないと思ふがね」

「でも先生、あまりもたついてゐる訣にも」

「うん、それはさうだ。仕方ない。こちらから仕掛けるか」

クロードが動かうとして杖を手に構へ直したその時。

「これ以上貴樣と話をしても實のないことがよく分つた。勇者アレス、個人的な怨みはないが、大魔王樣の悲願のため、お前にはここで死んで貰ふ。者ども、かかれ」

クローケルはさう言ふと上空に舞ひ上がり、入れ替りに魔物達が次々とアレスに襲ひ掛かつた。アレスはそれを次々と劍で斬り捨てていつたが、劍から免れた何匹かの魔物が背後から逆襲した。アレスはなんとかそれを躱したものの、體勢を崩して地面に轉がつてしまつた。そこに、更なる攻撃を加へようと、魔物達が構へたその時。

「汝水の精靈、魔力を欲すなら集いて我が敵を討て! アークエス!!」

アレスを襲はうとしてゐた魔物達はクロードの唱へた魔法に撃たれて地に墜ち、息絶へた。と同時に、地面に魔法陣が浮かび上がる。

「アレス、早く外に出よ」

「お、おう」

アレスが慌てて陣の外に出るや否や、いつの間にか姿を現したカテリナがかざした杖を振り下ろしながら魔法陣に魔力を叩き込んだ。

「我が前に姿を現せ、火の蜥蜴! そして汝が領を侵す者を燒き盡くすがいい!!」

「サラマンダー召喚だと? 人間の小娘風情が、莫迦な?」

クローケルは明かに狼狽えを見せながらも、カテリナに殺到しようとしたが、發動した魔法陣は彼が陣内から出ることを阻んだ。そして、陣の中央では、炎が渦を卷き始めてゐた。

(多分續く)

2月3日 (金) : 節分

私事・獨語

節分といふことで、取り敢へず卷き壽司を囓つてみる。

世間

2月2日 (木)

私事・獨語

所用で外出して餘計な寄り道して歸つてきてダラダラ。

世間

2月1日 (水)

暦日天候地象

舊暦睦月四日。

私事・獨語

夕刻よりミーティング。終つて歸りしは日附の變はる頃。吾いと疲れり。よつてこれ以上何も書きたうない。

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