趾 - 漢字私註
康煕字典
- 部・劃數
- 足部四劃
『廣韻』『集韻』『韻會』諸市切『正韻』諸氏切、𠀤音止。『爾雅・釋言』趾、足也。『釋名』趾、止也。言行一進一止也。『易・賁卦』賁其趾。『詩・豳風』四之日舉趾。『禮・曲禮』請袵何趾。
又『左傳・宣十一年』略基趾。《註》趾、城足也。
又『禮・王制』南方曰蠻、雕題交趾。『前漢・地理志』交趾郡、屬交州。
又通作止。『前漢・𠛬法志』當斬左止者、笞五百。《註》師古曰、止足也。
音訓
- 音
- シ(漢、呉) 〈『廣韻・上聲・止・止』諸市切〉[zhǐ]{zi2}
- 訓
- あし。あしあと。あと。あしゆび。
解字
足を表す止の繁文。
白川
形聲。聲符は止。止はあしゆびの形で、趾の初文。
藤堂
足と音符止の會意兼形聲。止は足首を描いた象形字だが、のち、踏まへて止まる意に用ゐられたため、趾字がつくられて、足首を表した。
落合
足、足跡の意の止の繁文。隸書で出現。
漢字多功能字庫
趾に二種類の意味があることに注意せよ。趾高氣揚(足を高く揚げ意氣揚々とする)のやうに腳掌を表す。また爪先を表す。
屬性
- 趾
- U+8DBE
- JIS: 1-76-70