崔 - 漢字私註
説文解字
大高也。从山隹聲。
- 九・山部
康煕字典
- 部・劃數
- 山部八劃
『廣韻』昨回切『集韻』『韻會』徂回切『正韻』遵綏切、𠀤音摧。『說文』高大也。『廣韻』崔嵬也。『詩・齊風』南山崔崔。《註》高大貌。『何晏・景福殿賦』高甍崔嵬。
又『廣韻』『集韻』『韻會』『正韻』𠀤倉回切、音催。齊邑名。濟南東朝陽縣有崔城。
又姓。『廣韻』齊丁公之子、食采於崔、因以爲氏。
- 部・劃數
- 石部・十一劃
『集韻』昨回切、音摧。『說文』本作崔。山高也。『嵆康・琴賦』磪嵬岑嵓。《註》高峻貌。
又『洪适・隷釋』磪、通作摧。出費鳳𥓓隂。
又『集韻』取猥切、音洒。絲大貌。
- 部・劃數
- 補遺・山部
『字彙補』子累切、音醉。山高貌。
音訓
- 音
- サイ(漢、呉) 〈『廣韻・上平聲・灰・摧』昨回切〉[cuī]
- 訓
- たかい
解字
白川
形聲。聲符は隹。『説文解字』に大いにして高きなり
とあり、山の崔嵬たるをいふ。
隹聲に從ふことより考へると、崔はもと鳥占をいふ字であつたと思はれるが、のちその字義を失つたものであらう。
連語の形容詞としてのみ用ゐられる。
藤堂
山と隹の會意。隹は堆積の堆(積み上げた土)に含まれ、丸く盛り上がつた意を含む。崔は凸型に盛り上がつた山のこと。
屬性
- 崔
- U+5D14
- JIS: 1-54-35
- 磪
- U+78EA
- JIS X 0212: 48-19
- 𡽛
- U+21F5B
関聯字
崔聲の字
- 璀
- 催
- 漼
- 摧
- 繀