糾 - 漢字私註
説文解字
- 糾
繩三合也。从糸、丩。
- 三・丩部
康煕字典
- 部・劃數
- 糸部二劃
『廣韻』居黝切『集韻』吉酉切、𠀤音朻。『說文』繩三合也。『史記・賈誼傳』何異糾纆。《註》『通俗文』云、合繩曰糾。
又『博雅』舉也。『書・囧命』繩愆糾謬。《疏》糾、謂發舉其愆過。『左傳・昭六年』糾之以政。《註》糾、舉也。
又『周禮・天官・大宰』以糾萬民。『釋文』糾、察也。又『小宰』凡宮之糾禁。《註》糾、猶割也、察也。
又『詩・魏風』糾糾葛屨。《傳》猶繚繚也。《疏》稀疏之貌。
又『後漢・公孫瓚傳』糾人完聚。《註》糾、收也。
又『後漢・荀彧傳』收離糾散。《註》糾、合也。
又『玉篇』告也。『廣韻』督也、參也、急也、戾也。
又『集韻』舉夭切、音矯。『詩・陳風』舒窈糾兮。《傳》窈糾、舒之姿也。
又『正韻』舉有切、音九。義同。
又『韻補』叶居由切、結也。『嵆康・琴賦』瀄汨澎湃、䖤蟺相糾。放肆大川、濟乎中州。
『正字通』俗從斗作紏、非。
○按『說文』糾在丩部、今倂入。
- 部・劃數
- 糸部(一劃)
『廣韻』居黝切『集韻』吉酉切、𠀤音朻。糾、或作糺。『楚辭・招隱士』樹輪相糾兮。《註》糾、一作糺。
又『後漢・隗囂傳』援旗糺族。《註》糺、收也。
又『楚辭・九章』糺思心以爲纕兮。《註》糺、戾也。
音訓
- 音
- キウ(漢、呉)
- 訓
- ただす。よる。なふ。あざなふ。まとふ。まつはる。
解字
白川
形聲。聲符は丩。丩は繩を縒り合はせる形で、糾の初文。
あざなふやうに合するを糾合、また糾繩を以て人を責め糾すので、糾察、糾彈の意となる。
藤堂
糸と音符丩の會意兼形聲。丩は二本の紐をよぢるさまを描いた象形字。糾は紐を合はせて一本に縒り合はせること。
漢字多功能字庫
篆文は糸と丩に從ひ、丩は亦た聲を表す。糸は繩あるいは絲に關係あることを表し、丩は纏はり巡る意を表す。糾字の本義は縒り合ふ繩あるいは絲。後につきまとふ、纏はるの意が派生した。
屬性
- 糾
- U+7CFE
- JIS: 1-21-74
- 當用漢字・常用漢字
- 糺
- U+7CFA
- JIS: 1-68-93