瑳 - 漢字私註
説文解字
玉色鮮白。从玉差聲。
- 一・玉部
説文解字注
瑳を錄さず、次の玼字條の註に玼之或體作瑳。楚景瑳以爲名。『詩〔 鄘風〕君子偕老』二章三章皆曰、玼兮玼兮。是以二章毛、鄭有注。三章無注。或兩章皆作瑳。『〔禮・天官〕內司服・注』引瑳兮瑳兮。其之翟也。又引瑳兮瑳兮。其之展也。可證。自淺人分別玼屬二章、瑳屬三章。畫爲二字二義。又於『說文』增瑳爲訓釋。今𠜂。
といふ。
康煕字典
- 部・劃數
- 玉部十劃
『唐韻』七何切『集韻』『韻會』倉何切、𠀤音磋。『說文』玉色鮮白也。
又與磋同。『詩・大雅・顒顒卬卬傳』王者有賢臣、與之以禮義相切磋。『釋文』磋或作瑳。
又『廣韻』『正韻』千可切『集韻』『韻會』此我切、𠀤音硰。『玉篇』玉色鮮白也。
又『正字通』凡物鮮盛亦曰瑳。『詩・鄘風』瑳兮瑳兮、其之展也。《朱註》蹉上聲。鮮盛貌。
又『正韻』笑貌。『詩・衞風』巧笑之瑳。《傳》瑳、巧笑貌。『釋文』瑳、七可反。
○按『韻會』引『詩』云、瑳有平上二音。
音訓・用義
- 音
- サ(漢、呉) 〈『廣韻・下平聲・歌・蹉』七何切〉〈『廣韻・上聲・哿・瑳』千可切〉
- 訓
- あざやか。みがく(切瑳)。
玉の色の白く鮮やかなさまをいふ。
また、愛らしく笑つて白い齒の見えるさまをいふ。
解字
白川
形聲。聲符は差。
説文解字に玉色鮮白なり
とあつて、玉色の白く鮮やかな美しさをいふ。
藤堂
屬性
- 瑳
- U+7473
- JIS: 1-26-28
- 人名用漢字