參 - 漢字私註

説文解字

曑
商星也。从晶㐱聲。
七・晶部
𠻝
あるいは參に作る。
曑或省。

康煕字典

部・劃數
厶部九劃
古文
𠫰
朁

『唐韻』『集韻』『韻會』『正韻』𠀤倉含切、音驂。『集韻』謀度也、閒厠也。

又『玉篇』相謁也。『廣韻』參、承也、覲也。

又『增韻』干與也、參錯也。

又『韻會』三相參爲參、五相伍爲伍。『易・繫辭』參伍以變。『韻會』左傳、自參以上。周禮、設其參。皆謂三相參列也。後世參軍、參謀、參知政事、蓋取此義。

又星名。『前漢・天文志』參爲白虎三星、直者是爲衡石。《註》參三星者、白虎宿中、東西直似稱衡也。

又『唐韻』所今切『集韻』『韻會』『正韻』疏簪切、𠀤音森。『說文』商星也。本作曑、从晶㐱聲。《徐曰》其上晶與星同義也。今文作參。

又『韻會』叢立貌。『束皙・補亡詩』參參其穡。『論語』立則見其參於前。

又姓。『廣韻』祝融之後。

又人參。藥名。本作薓。

又『唐韻』楚簪切『集韻』『韻會』初簪切、𠀤音嵾。『廣韻』同嵾。嵾嵳、不齊貌。『詩・周南』參差荇菜。

又『張衡・思玄賦』長余佩之參參。《註》長貌。

又『唐韻』『集韻』『韻會』『正韻』𠀤桑感切、音糝。雜也。『韻會』與糝同。『周禮・天官・司裘註』大射、大侯九十、參七十、干五十。

又『正韻』七紺切、音摻。曲名。

又參鼓、亦作摻鼓。

又與三通。『周禮・冬官考工記』𠬅分去一。

部・劃數
厶部七劃

『集韻』參古作𠫰。註詳九畫。

部・劃數
日部十三劃

『唐韻』『廣韻』所今切『集韻』疏簪切、𠀤音森。『說文』商星也。或省作𠻝。『九經字樣』曑、隷省作𠻝。與參不同。今經典相承、多用參。

部・劃數
口部十一劃

『篇海』所金切、音森。星名。

又『五音集韻』所耽切、音叅。今作參。○按卽參字之譌。

異體字

或體。

簡体字。

いはゆる新字体。

簡体字。三の大字に用ゐる。

音訓・用義

音
(1) サム(漢、呉) 〈『廣韻・下平聲・談・三』蘇甘切〉
(2) サム(漢) 〈『廣韻・下平聲・覃・參』倉含切〉
(3) シム(漢、呉) 〈『廣韻・下平聲・侵・嵾』楚簪切〉
(4) シム(漢、呉) 〈『廣韻・下平聲・侵・森』所今切〉
訓
(1) み。みつ。
(2) まじはる(參加)。あづかる(參與、參謀、參政)。まゐる。まみえる。

參差シムシは音(3)で讀み、長短の揃はぬさまをいふ。

參參シムシムは音(3)で讀み、長きさま、群がるさまをいふ。

人參は音(4)で讀む。本來は藥草の名。本邦では野菜の名(英名carrot、漢名胡蘿蔔)に用ゐる。

參宿は二十八宿の一。音(4)で讀む。

解字

白川

厽と㐱の會意。厽は三本の簪の玉の光るところ。㐱は人の側身形に彡を加へて、人の鬒髮の長いさま。

『説文解字』に晶に從ふ形に作り、商星なり。晶に從ひ、㐱聲。とする。參星の名に用ゐるのは後の用義。

卜文、金文の字形は、簪飾を加へた人が跪拜する形。簪を竝列に施す形は齊で、整ふ意があり、斜めに簪飾を加へる參は參差の意となる。

簪飾三本の意より、數の三に用ゐる。金文では數字としての參は「參有𤔲(司)」のやうな名數のほか、分數的表示のときに用ゐる。

藤堂

象形。三つの玉の簪をきらめかせた女性の姿を描いたもの。のち彡印(三筋の模樣)を加へ、參の字となる。入り交じつてちらちらする意を含む。

漢字多功能字庫

金文は晶と光に從ひ彡亦聲。晶は三つの星々に象り、參宿には三つの特に明るい星があるので、朱芳圃は參宿の三星が人の頭上にあつて光芒を下に放つ形に象るとする。本義は二十八宿の參星。彡は聲符であるほか、星の光り輝くさまに象り、また參星の三の數を指す。彡は後期に到つた後に少なからず變形して三聲に從ふ形に作る。

金文に「參壽」の語があり、者減鐘、宗周鐘に見える。白川静はこの「參」が本義に用ゐるものであるとする。壽命が參星の高さのやうであることを表す。一説に、參壽は三壽のことで、上壽(120歳)、中壽(100歳)、下壽(80歳)を指すとする。

金文にまた三の通假字となし、數量詞を表す。

また假借して襂、今の衫字となす。内側の肌に直に著ける衣服を指す。大克鼎參(襂)冋は、麻の裡衣を表す。

古代、參と商はいづれも星宿の名。參星は西にあり、商星は東にあり、こちらが出てばあちらが沒し、いつまでも相見えず。杜甫〈贈衛八處士〉人生不相見、動如參與商。

このほか、古代には參はまた三を表す。『廣雅・釋言』參、三也。現代では三の複雜な書き方は一般に叄に作り、簡化字は叁に作る。

屬性

參
U+53C3
JIS: 1-50-52
𠫰
U+20AF0
曑
U+66D1
𠻝
U+20EDD
叄
U+53C4
参
U+53C2
JIS: 1-27-18
當用漢字・常用漢字
叁
U+53C1

關聯字

參聲の字

其の他

三
參を三の大字に用ゐる。