瞯 - 漢字私註
説文解字
戴目也。从目閒聲。江淮之間謂眄曰瞯。
- 四・目部
説文解字注
戴目也。戴目者、上視如戴然。素問所謂戴眼也。諸書所謂望羊也。目上視則多白。故『廣韵』云、瞯、人目多白也。『爾雅・釋嘼』一目白𥊺。𥊺同瞯。亦作𩦃。引伸爲闚伺之義。如孟子王使人瞯夫子是。从目閒聲。戸閒切。十四部。按此字諸書多从閑作𥊺。江淮之閒謂眄曰瞯。眄各本作眡。依宋本及『集韵』正。『方言』瞯、眄也。吳楚江淮之閒或曰瞯。或曰䀩。
康煕字典
- 部・劃數
- 目部十二劃
『唐韻』戸閒切『集韻』『韻會』何閒切『正韻』何艱切、𠀤音閑。『說文』戴目也。《徐曰》謂目望陽也。『揚子・方言』眄也、吳揚江淮之閒或曰瞯。
又『廣韻』人目多白也。
又『爾雅・釋畜・疏』馬一目白者名瞯。『張協・七命』天驥之駿、眸瞯黑照。《註》瞯、馬目也。『說文』作𩦂。
又『漢書・音義』瞯、小兒癇病也。
又姓。『史記・酷吏傳』濟南瞯氏。
又『集韻』居莧切『韻會』居諫切『正韻』居晏切、𠀤閒去聲。視也。又覘也。『孟子』王使人瞯夫子。『宋史・鎭王竑傳』丞相史彌遠、使美人瞯竑、動息必以告。
『集韻』同覸。『正字通』與瞰闞矙𧡌𧢞𠀤通。
- 部・劃數
- 目部十二劃
『正字通』俗瞯字。
音訓・用義
- 音
- (1) カン(漢) 〈『廣韻・上平聲・山・閑』戸閒切〉[xián]
- (2) カン(漢) 〈『集韻』居莧切、閒去聲〉[jiàn]
- 訓
- (2) うかがふ
音(1)を以下の意に用ゐる。
- 上目遣ひに見る。斜めに見る。橫目に見る。流し目に見る。
- 白目。
- 片目の馬(『爾雅・釋畜』上揭)。あるいは𩦂に作る。
- 小兒の癇病(ひきつけ)。
解字
白川
形聲。聲符は閒。
『説文解字』に戴目なり
とあり、上目遣ひに見ることをいふ。
『方言・二』に眄也。〜吳揚江淮之間或曰瞷。
(眄なり。〜吳揚江淮の閒、或いは瞯と曰ふ。)とあり、また流し目をいふ。
藤堂
屬性
- 瞯
- U+77AF
- JIS X 0212: 47-24
- 𥊺
- U+252BA