吅 - 漢字私註
説文解字
驚嘑也。从二口。凡吅之屬皆从吅。讀若讙。
- 註に
臣鉉等曰、或通用讙、今俗別作喧、非是。
といふ。 - 二・吅部
説文解字注
驚嘑也。『玉篇』云、吅與讙通。按《言部》讙譁二字互訓。與驚嘑義別。从二口。凡吅之屬皆从吅。讀若讙。況袁切。十四部。
康煕字典
- 部・劃數
- 口部三劃
『唐韻』『集韻』𠀤况袁切、音萱。『說文』驚虖也、讀若讙。《徐鉉曰》今俗別作喧、非。『玉篇』囂也、與讙通。『廣韻』喚聲。
又『集韻』荀緣切、音宣。義同。
又『集韻』訟古作吅。註詳言部四畫。
又『字彙補』與鄰同。『漢隸衡立𥓓』『孫根𥓓』俱有吅字。『釋文』卽鄰字。『吹景錄』鄰厸吅三字、一字也。
音訓
- 音
- クヱン(漢) 〈『廣韻・上平聲・元・暄』況𡊮切〉[xuān]
- 訓
- かまびすしい
解字
白川
會意。二口に從ふ。口は祝詞を收める器。これを竝べて祈ることをいふ。
『説文解字』に驚き嘑ぶなり
と、口を口耳の口と解するが、品、㗊及びその形に從ふ字は、すべて祝告の器を列して祝禱することをいふ。
藤堂
會意。口を二つ竝べて、口を揃へて叫ぶさまを示す。雚に含まれる。
漢字多功能字庫
喧字條に、喧は吅に同じ、驚呼(驚きの聲を上げること)を表す、とする。
屬性
- 吅
- U+5405