喧 - 漢字私註
康煕字典
- 部・劃數
- 口部・九劃
『廣韻』况袁切『集韻』『韻會』許元切、𠀤音萱。『玉篇』大語也。『集韻』與吅同。或作讙。
又與咺同。『漢武帝・悼李夫人賦』悲愁於邑、喧不可止兮。《註》師古曰、朝鮮之閒、謂小兒泣不止、名爲喧、音許遠反。
音訓
- 音
- クヱン(漢) 〈『廣韻・上平聲・元・暄』況𡊮切〉[xuān]{hyun1}
- 訓
- かまびすしい
解字
白川
形聲。聲符は宣。宣に諠の聲がある。
『説文解字』に咺を錄し、宣省聲とする。
喧、諠は聲義同じく、大聲で喧嘩することを、また諠譁といふ。
藤堂
漢字多功能字庫
口に從ひ宣聲。喧と吅は同じく、驚呼(驚きの聲を上げること)を表す。『集韻・元韻』吅、『說文』「驚嘑也」、亦作喧。
また聲が大きく騷々しいことを表す。『玉篇・口部』喧、大語也。
- 『文選・陶淵明・雜詩』
結廬在人境、而無車馬喧。
- 『宋書・顏竣傳』
(顏)竣容貌嚴毅、莊風姿甚美、賓客喧訴、常歡笑答之。
また顯赫(赫々としてゐる、著しい)なるさまを表す。『禮記・大學』赫兮喧兮者、威儀也。
孔穎達疏喧然、威儀宣美。
哭泣することを表し、咺に同じ。『漢書・外戚傳上』悲愁於邑、喧不可止兮。
顏師古注朝鮮之間謂小兒泣不止名為喧。
屬性
- 喧
- U+55A7
- JIS: 1-23-86
- 人名用漢字