痾 - 漢字私註
説文解字
病也。从疒可聲。『五行傳』曰、時卽有口痾。
- 七・疒部
説文解字注
病也。『鴻範五行傳』《鄭注》同。从𤕫可聲。烏何切。十七部。『五行傳』曰、時卽有口疴。『五行傳』者、伏生『鴻範五行傳』也。言之不從。是謂不乂。時則有口舌之疴。
康煕字典
- 部・劃數
- 疒部・八劃
『廣韻』烏何切『集韻』『韻會』『正韻』於何切、𠀤音阿。『玉篇』同疴、病也。『前漢・五行志』及人謂之痾。痾、病貌。言𡩻深也。『後漢・五行志』貌之不恭、是謂不肅。時則有下體生上之痾。『潘岳・閑居賦』常膳載加、舊痾有痊。
又『集韻』阿个切、音椏。義同。
- 部・劃數
- 疒部・五劃
『唐韻』烏何切『集韻』『韻會』於何切、𠀤音阿。病也。『前漢・五行志』時卽有口疴。亦作痾。
又『廣韻』枯駕切『集韻』丘駕切、𠀤音髂。小兒驚病。
音訓
- 音
- ア(漢、呉) 〈『廣韻・下平聲・歌・阿』烏何切〉[ē]{o1}
- カ(漢) 〈『廣韻・去聲・禡・髂』枯駕切〉 [kē]{ngo1}
- 訓
- やまひ
解字
白川
形聲。聲符は可。可は阿の省文。字はまた疴に作る。いま痾の字形を用ゐる。
『説文解字』に病なり
とし、『五行傳』に曰く、時に卽ち口痾有り
といふ。
『廣韻』に小兒驚くなり
とあり、發作症狀の類をいふのであらう。
藤堂
痾
疒と音符阿(せまいすみ)の會意兼形聲。
疴
疒と音符可(まがりくねる)の會意兼形聲。
屬性
- 痾
- U+75FE
- JIS: 1-65-62
- 疴
- U+75B4
- JIS X 0212: 45-45