戶 - 漢字私註
説文解字
護也。半門曰戶。象形。凡戶之屬皆从戶。侯古切。
- 十二・戶部
古文戶从木。
説文解字注
護也。以㬪韵爲訓。半門曰戶。象形。矦古切。五部。凡戶之屬皆从戶。
古文戶从木。从木而象其形。按此當是籒文加木。惟古文作戶。故此部文九皆从戶也。
康煕字典
- 部・劃數
- 部首
- 古文
- 㦿
- 𣥘
『唐韻』『正韻』侯古切『集韻』『韻會』後五切、𠀤音祜。『說文』護也。『釋名』所以謹護閉塞也。『六書精薀』室之口也。凡室之口曰戶、堂之口曰門。內曰戶、外曰門。一扉曰戶、兩扉曰門。『易・節卦』不出戶庭。『詩・豳風』塞向墐戶。
又民居曰編戶。『唐六典』戶部掌天下戶口。
又止也。『左傳・宣十二年』屈蕩戶之。《註》止也。又『前漢・王嘉傳』坐戶殿門失闌免。《註》掌守殿門、止不當入者、而失闌入之。
又『爾雅・釋地』觚竹北戶。《註》北戶、南方之國。《疏》卽日南郡也。師古曰、言其在日之南、所謂北戶以向日者。又『禮・月令』蟄蟲咸動、啓戶始出。《註》戶、猶穴也。
又飮酒有大小戶。『吳志』孫皓每饗宴、人以七升爲限、小戶雖不入、𠀤澆灌取盡。『白居易詩』戶大嫌甜酒。
又姓。漢有戶尊。
又與昈通。文采貌。『揚雄・蜀都賦』戶豹能黃。
又與濩通。湯樂名。『揚雄・蜀都賦』戶音六成。
又翁姑切、音烏。『淮南子・時則訓』烏孫國、作戶孫。
- 部・劃數
- 户部四劃
『集韻』戶、古作㦿。註詳部首。
又『廣韻』苦減切、音𢜩。小戶也。
- 部・劃數
- 止部四劃
『玉篇』古文戸字。註詳部首。
廣韻
- 四聲・韻・小韻
- 上聲・姥・戸
『說文』云、「戸、護也。半門爲戸」。
侯古切。二十三。
異體字
簡体字。
音訓
- 音
- コ(漢) グ(呉) 〈『廣韻・上聲・姥・戸』侯古切〉[hù]{wu6}
- 訓
- と。いへ。
解字
白川
象形。一扇の戸に象る。兩扉あるものは門。
門戸は内外を分かつ神聖なところで、卜辭に三戸、三門を祀る儀禮がある。
藤堂
象形。門は二枚扉の門を描いた象形字。戸はその左半部を取り、一枚扉の入口を描いたもので、勝手に出入りしないやうに防ぐ扉。
落合
片開きの扉の象形。
甲骨文では原義の扉の意に用ゐる。
後に家屋の義、更に家族單位の意に用ゐる。
漢字多功能字庫
甲骨文、金文は、一枚の扉の形を象る。『玉篇』戶、所以出入也。一扉曰戶、兩扉曰門。
後に門戸より人家、住戸の意を派生する。
甲骨文では本義に用ゐ、門戸の戸を表す。己巳卜、其啓庭西戶
(《鄴》3.41.6)
金文では族氏名に用ゐる。
簡帛では本義に用ゐる。《馬王堆・老子甲本》不出於戶、以知天下。
(『老子・第四十七章』不出戶知天下
に相當するか。)
屬性
- 戶
- U+6236
- 㦿
- U+39BF
- 𣥘
- U+23958
- 戸
- U+6238
- JIS: 1-24-45
- 當用漢字・常用漢字
- 户
- U+6237
関聯字
戶に從ふ字
戶聲の字
- 雇
- 扈
- 昈
- 妒
- 䋀
- 所