蚤 - 漢字私註

説文解字

𧎮
齧人跳蟲。从聲。㕚、古字。
十三䖵部
𧎮或從

康煕字典

部・劃數
虫部四劃

『唐韻』『集韻』『韻會』『正韻』𠀤子皓切、音早。『玉篇』嚙人跳蟲也。『續博物志』土乾則生蚤。『莊子・秋水篇』鴟鵂夜撮蚤、察毫末。『曹植・令禽惡鳥論』得蚤者、莫不糜之齒牙、爲害身也。

又與通。『越語』蚤晏無失、必順天道。『孟子』蚤起、施從良人之所之。

又『正韻』與通。『禮・曲禮』不蚤鬋。《註》蚤讀爲爪。《疏》謂除手足爪也。『周禮・冬官考工記』眡其綆、欲其蚤之正也。《註》蚤當爲爪、謂幅入牙中者也。

本作𧎮。省作蚤、或作

部・劃數
虫部十劃

『集韻』『正韻』𠀤子皓切、音早。與同。『說文』从䖵㕚。

部・劃數
虫部四劃

『韻會』同。詳蚤字註。

部・劃數
虫部十一劃

『集韻』子皓切、音早。與同。詳蚤字註。

音訓

(1) サウ(漢、呉)
(2) サウ(漢)
(1) のみ。つとに。はやい。
(2) つめ。つめきる。

解字

白川

形聲。正字は𧎮につくり、聲。蚤はその略字。

と通用し、『國語・越語下』に蚤晏といふのは早晏(補註: 早晩に同じ)の意。

また、爪切ることをいふ。

藤堂

と音符の會意兼形聲。爪で引つ搔きたくなる痒い蟲のこと。

漢字多功能字庫

もと𧎮につくる。

古い漢語では、の通假字とする。『禮記・內則』孺子蚤寢晏起など。

屬性

U+86A4
JIS: 1-39-34
𧎮
U+273AE
U+45A3
U+45E2

関聯字

蚤聲の字