背 - 漢字私註

説文解字

背
𦟝也。从聲。
肉部

康煕字典

部・劃數
肉部五劃

『唐韻』『韻會』補妹切『正韻』邦昧切、𠀤音輩。『說文』𦟝也。从肉北聲。『韻會』身北曰背。『玉篇』背脊。『正字通』身之隂也。『釋名』背、倍也、在後稱也。『易・艮卦』艮其背。《註》背者、無見之物也。

又手背。『周禮・冬官考工記・弓人』合灂若背手文。

又壽也。『爾雅・釋詁』背、壽也。『詩・大雅』黃耉台背。又『魯頌』黃髮台背。《傳》台背、皆壽徵也。

又日旁氣也。『前漢・天文志』暈適背穴。《註》孟康曰、皆日旁氣也。背形如背字也。如淳曰、凡氣向日爲抱、向外爲背。

又『玉篇』堂北曰背。『詩・衞風』焉得諼草、言樹之背。《傳》背、北堂也。

又人名。『穀梁傳・成十年』衞侯之弟黑背、帥師侵鄭。

又『廣韻』『集韻』蒲昧切『正韻』步昧切、𠀤音旆。『廣韻』弃背。『集韻』違也。『正韻』棄也、孤負也、反面也。『詩・小雅』噂沓背憎。『書・太甲』旣往背師保之訓。『前漢・高帝紀』君爲秦吏、今欲背之。

又『五音集韻』奴對切、音內。義同。

又『韻補』叶音必。『詩・大雅』民之罔極、職涼善背。叶下克力。

『正韻』亦作

音訓

(1) ハイ(漢、呉) 〈『廣韻・去聲・隊・背』補妹切〉
(2) ハイ(漢) 〈『廣韻・去聲・隊・佩』蒲昧切〉
(1) せ
(2) そむく

解字

白川

形聲。聲符は。北にハイの聲があり、北を背、邶の初文として用ゐる。

『説文解字』に脊なりとあり、は身の背後に當たり、脊肉の象に從ふ。

後ろより違背の意があり、背馳、背叛のやうに用ゐる。

藤堂

と音符の會意兼形聲。北は、二人が背中を向け合つたさま。背は、背中、背中を向けるの意。

落合

背はに意符として肉を加へて背中を表した字。

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背の初文は

屬性

U+80CC
JIS: 1-39-56
當用漢字・常用漢字

關聯字

背聲の字