駝 - 漢字私註

康煕字典

部・劃數
馬部・五劃

『廣韻』徒何切『集韻』『韻會』『正韻』唐何切、𠀤音陀。『玉篇』駱駝也。一作馲駝。『前漢・西域傳』鄯善國多馲駝。《註》師古曰、脊上肉鞍、隆高若封上、俗呼封牛。或曰駝狀似馬、頭似羊、長項、垂耳、有蒼褐黃紫數色、性耐寒惡熱、夏至退毛至盡。人欲載、輒屈足受之。自燉煌往外國、流沙千餘里、無水、有伏流、駝遇其處、停不進、以足跑地、掘之、常得水。又靑海北、夏有𤍠風、傷行旅、風將至、駝先引頸鳴、以鼻口匿沙中、人見之、則以氊擁蔽口面、避其患、其臥腹不帖地、屈足、糞煙直上如狼煙。亦名橐駝。『古諺』少所見、多所怪、見橐駝、以爲馬腫背。又『唐制』驛置有明駝使、非邊塞軍機、不得擅發。俗本改明作鳴、非。

又通作。『揚雄・長楊賦』敺橐它。

又背僂也。『柳宗元・郭橐駝種樹傳註』人背駝不能仰也。或作他。『莊子・德充符』衞有惡人哀駘它。《註》它與駝同、言背僂也。

又凡以畜負物曰駝。或作。『前漢・趙充國傳』以一馬自佗負。別作。『李白詩』吳姬十五細馬駞。

部・劃數
馬部・五劃

『集韻』同

異體字

簡体字。

音訓・用義

タ(漢) ダ(呉) 〈『廣韻・下平聲・歌・駝』徒河切〉[tuó]{to4}

駱駝、駝鳥に用ゐる。

解字

白川

形聲。聲符は。它は溢流した水溜りで、膨れたものをいふ。

方言・七』に凡以驢馬馲駝載物者謂之負他(凡そ驢馬馲駝、物を載する者、之れを負佗と謂ふ。【補註】訓讀文は白川の引用のママ)とあり、瘤のある駱駝。馲駝は橐駝、橐はふくろ。袋狀の瘤ある馬の意。

駝鳥は頭も身も膺も蹄も、みな橐駝に似てゐるので、同じく駝といふ。

背に瘤があるので、くぐせの意とし、と通じて積荷をいふ。

藤堂

と音符(橫にうねつた蛇)の會意兼形聲。背が蛇のやうにうねつた駱駝。

屬性

U+99DD
JIS: 1-81-44
U+99DE
JIS: 2-92-85
U+9A7C