蜥 - 漢字私註
説文解字
蜥易也。从虫析聲。先擊切。
- 十三・虫部
説文解字注
蜥易也。易下曰、蜥易、蝘蜓。蝘蜓、守宮也。渾言之。此分別蜥易、蝘蜓、榮螈爲三。析言之也。『方言〔八〕』曰、守宮、秦晉西夏或謂之蠦𧓋、或謂之蜥易。从虫析聲。先擊切。十六部。蜥亦作蜴。『詩〔小雅・正月〕』胡爲虺蜥、今作虺蜴。其音同也。
康煕字典
- 部・劃數
- 虫部・八劃
『唐韻』先擊切『集韻』『韻會』先的切、𠀤音錫。『爾雅・釋魚』蠑螈、蜥蜴。『說文』在草曰蜥蜴、在壁曰蝘蜓。『本草』小而五色尾靑碧者、名蜥蜴。小而緣牆壁色黑者、名蝘蜓。『揚子・方言』蜥蜴、秦、晉、西夏謂之守宮、或謂之蠦𧔊、南陽呼蝘蜓、其在澤中謂之蜥蜴、南楚謂之蛇醫、或謂之蠑螈。『前漢・東方朔傳』武帝置守宮盂下、令朔射之。朔曰、臣以爲龍又無角、謂之爲蛇又有足、跂跂脈脈善緣壁、是非守宮卽蜥蜴。互詳蝘字註。
『集韻』亦作蝷蜤。
音訓・用義
- 音
- セキ(漢) 〈『廣韻・入聲・錫・錫』先擊切〉[xī]{sik1}
蜥蜴はとかげ。
解字
白川
形聲。聲符は析。
『説文解字』に蜥易なり
とあり、蜥易はまた蜤蜴に作る。蝘字條に壁に在るを蝘蜓と曰ひ、艸に在るを蜥易と曰ふ
と見える。
蜴はまたセキの音に讀み、蜥と通用することがある。
蜥はまた蜤に作り、蜤螽はきりぎりすをいふ。
藤堂
虫と音符析(ばらばらに切れる)の會意兼形聲。手足が切れても生きてゐる蟲。
屬性
- 蜥
- U+8725
- JIS: 1-73-82