昇 - 漢字私註
説文解字
- 昇
日上也。从日升聲。古只用升。識蒸切。
- 七・日部・新附
康煕字典
- 部・劃數
- 日部・四劃
『唐韻』識蒸切『集韻』『韻會』『正韻』書蒸切、𠀤音陞。『說文』日上也。古只用升。『正字通』昇、平也。『類篇』或作陹。
- 部・劃數
- 阜部八劃
『集韻』書蒸切、音升。本作昇。日之升也。
又州名。
音訓
- 音
- ショウ(漢、呉) 〈『廣韻・下平聲・蒸・升』識蒸切〉[shēng]{sing1}
- 訓
- のぼる。あがる。
解字
白川
聲符は升。
先秦の文獻に用例なく、漢以後、昇殿、昇仙のやうに用ゐる。昇殿の字は陞が本字。『楚辭・離騷』に「陞降」の語がある。
升は升斗の字で、供薦の意があり、それで日が升るのに升聲を用ゐたのであらう。
藤堂
日と音符升の會意兼形聲。升はもと枡で穀物を掬ひ上げるさま。上に上げる意を含む。昇は日が上に上がること。
屬性
- 昇
- U+6607
- JIS: 1-30-26
- 當用漢字・常用漢字
- 陹
- U+9679