翏 - 漢字私註

説文解字

翏
高飛也。从羽从㐱。
四・羽部

康煕字典

部・劃數
羽部五劃

『廣韻』『集韻』𠀤力救切、音遛。『說文』高飛也。

又『集韻』力弔切、音料。義同。

又『集韻』『韻會』𠀤憐蕭切、音聊。翏翏、長風聲。

又『集韻』力竹切、音六。義同。或作𩗍。

音訓

音
レウ(呉・漢) リウ(漢)

解字

白川

象形。兩翼と尾羽の形を象る。説文解字に會意とするが、全體を象形としてよい。

『莊子・齊物論』而獨不聞之翏翏乎。(而なんぢ獨り之れが翏翏たるを聞かざるか)の《注》に長風の聲なりとあり、もと羽聲を形容する語であつた。

藤堂

羽と㐱(まじる)の會意。離れる、もつれるの兩方の意を表す。

漢字多功能字庫

金文の構形初義不明。上部は甲骨文の彗や戰國金文の羽と同じ形。故に季旭昇は篲と人に從ひ、彗は箒の象、除去、掃除の意を有するとする。

王蘊智、郝士宏は、羽に從ひ勹とする。林義光は鳥の羽毛が豐滿にして飛ばんと欲する形を象るとする。

金文では、讀んで鏐となし、美好なる(美しい、素晴らしい)青銅を表すのほか、人名や姓氏に用ゐる。

屬性

翏
U+7FCF
JIS: 2-84-91

関聯字

翏聲の字