柬 - 漢字私註
説文解字
分別𥳑之也。从束从八。八、分別也。
- 六・束部
康煕字典
- 部・劃數
- 木部五劃
『唐韻』古限切『集韻』『韻會』賈限切、𠀤音𥳑。『說文』分別𥳑之也。从束从八。八、分別也。
又與𥳑同。擇也。『荀子・脩身篇』安燕而血理不惰柬理也。
又『晉灼・史記・遴柬註』柬、古𥳑字。少也。
又『類篇』亦與揀通。
又『韻會』一曰縣名。在新寧。
○按『說文』收束部、今誤入。
異體字
簡体字。
音訓
- 音
- カン(漢) 〈『廣韻・上聲・産・簡』古限切〉[jiǎn]{gaan2}
- 訓
- えらぶ
解字
白川
『説文解字』に分別して之れを𥳑ぶなり
とし、字形を束と八に從ひ、八に分別の意があるとするが、八に從ふ字ではない。
橐の中に物を入れ、精練し區別することを示す字。
藤堂
束(たば)と八印(分ける)の會意。束ねたものを選り分けることを示す。
漢字多功能字庫
束と二點に從ひ、熏の省體。熏はもと袋の中に香草を入れ火で燻す形に象る。
金文に用法が三つある。
- 讀んで熏(纁)となし、淺紅色を表す。師克盨
虎冟(幂)柬(熏)裏
。 - 地名に用ゐる。
- ひろくゆつたりしてゐるさまを表す。令狐君壺
柬柬嘼嘼、康樂我家。
屬性
- 柬
- U+67EC
- JIS: 1-59-43
關聯字
柬聲の字
- 諫
- 楝
- 煉
- 湅
- 闌
- 練
- 鍊
- 𣍃
- 揀