囗 - 漢字私註
説文解字
回也。象回帀之形。凡囗之屬皆从囗。羽非切。
- 六・囗部
説文解字注
回也。回、轉也。按圍繞、週圍、字當用此。圍行而囗廢矣。象回帀之形。帀、周也。羽非切。十五部。凡囗之屬皆从囗。
康煕字典
- 部・劃數
- 部首
『玉篇』古文圍字。『說文』回也、象回帀之形也。註詳九畫。
又『字彙』古文國字。『商子・弱民篇』民弱囗强、囗强民弱、有道之囗、務在弱民。古國字皆作囗、蓋倉頡所制也。註詳八畫。
又『字彙』古作方圓之方。○按此說無考証、『正字通』駁之、是。
音訓
- 音
- (1) ヰ(漢) 〈『廣韻・上平聲・微・幃』雨非切〉[wéi]{wai4}
- (2) コク(漢、呉) [guó]
- 訓
- (1) かこむ。めぐる。
- (2) くに
解字
白川
城郭で圍んだ形。
國の初文は或。或は戈と囗に從ひ、武裝した邑を意味するが、更に城郭を加へて國となる。
『説文解字』に回るなり
とするが、回は淵水の巡る意で、都城とは關係がない。
藤堂
指示。周圍をぐるりと圍んださまを示す。圍の原字。
屬性
- 囗
- U+56D7
- JIS: 1-51-88
関聯字
囗に從ふ字を漢字私註部別一覽・囗部に蒐める。