訞 - 漢字私註
康煕字典
- 部・劃數
- 言部・四劃
『廣韻』『集韻』『韻會』𠀤於喬切、音妖。同妖。『玉篇』災也。『類篇』語䄏祥。『前漢・文帝紀』除訞言之辠。《師古曰》訞、同妖。『大戴禮・易本命』訞㜸數起。『荀子・非十二子篇』訞怪、狡猾之人。
又『廣韻』巧言貌。
又人名。『山海經』炎帝之妻、赤水之子聽訞。
- 部・劃數
- 言部八劃
『集韻』訞本字。
音訓
- 反切
- 『廣韻・下平聲・宵・妖』於喬切
- 官話
- yāo
- 日本語音
- エウ(漢、呉)
- 訓
- あやしい
- わざわひ
解字
白川
聲符は夭。夭は巫女が舞つて呪儀をなすことをいふ。
『玉篇』に災なり。巧言の皃なり。
とあり、訞言は妖言、呪詛的な言葉をいふ。
本邦では「およづれ」といふ。
藤堂
言(神)と音符夭の會意兼形聲。夭は手足を擴げた人の頭が橫に曲がつてゐる姿を描いた象形字で、變にしなやかなさま。また幼と同系で、小さいといふ意も含む。訞は、か細くてあやしい言葉。正體の分からぬもののこと。
屬性
- 訞
- U+8A1E
- JIS X 0212: 61-43
- 𧨶
- U+27A36