籞 - 漢字私註
説文解字
説文解字注
禁苑也。『〔漢書〕宣帝紀』詔、池籞未御幸者、假與貧民。蘇林曰、折竹以繩綿連禁禦、使人不得往來、律名爲籞。應劭曰、籞者、禁苑也。按蘇應說與許合。『元帝紀』詔罷、嚴籞池田、假與貧民。『西京賦』云、洪池淸籞。淸籞猶『漢書』云嚴篽也。晉灼釋嚴籞爲射苑。故引許䉷字之解。謂嚴與䉷同。可以訓射。亦迂曲矣。从竹御聲。魚舉切。五部。
『春秋傳』曰、澤之自篽。自當作舟。『昭二十年・左傳』曰、澤之萑蒲、舟鮫守之。鮫當是𩵎誤。許所據竟作舟篽耳。『〔國語〕魯語』有舟虞、同也。
篽或作𩵎。从又从魚。从又者、取扞衞之意。
康煕字典
- 部・劃數
- 竹部・十六劃
『廣韻』魚巨切『集韻』偶舉切『韻會』魚許切『正韻』偶許切、𠀤音御。禁苑也。『前漢・宣帝紀』地節三年、詔池籞未御幸者、假與貧民。《註》蘇林曰、折竹以繩緜連禁籞、使人不得往來、律名爲籞。
又『廣韻』池水中編竹籬養魚。
又『韻會』池籞、水邊作小屋落鄣魚鳥。籞者、禁苑之遮衞也。
- 部・劃數
- 竹部・十一劃
『廣韻』魚巨切『集韻』偶舉切『正韻』偶許切、𠀤音語。禁苑也。『漢書音義』折竹以繩挂連之、使人不得往來。篽之言御也。同籞。
- 部・劃數
- 竹部・十六劃
『集韻』偶舉切、音語。禁苑也。與篽同。
- 部・劃數
- 艸部・十三劃
『集韻』偶舉切、音語。與籞同、禁苑也。『直音』池中編竹籬、以養魚也。
- 部・劃數
- 魚部・二劃
『集韻』偶舉切、音語。籞、或作𩵎。『篇海』池水編籬養魚。
集韻
- 四聲・韻・小韻
- 上聲上・語第八・語
- 反切
- 偶舉切〔音1〕
『說文』禁苑也。引『春秋傳』澤之自篽。
或作籞𩵎𥷉𦼼。
音訓義
- 音
- ギョ(漢) ゴ(呉)｟一｠
- 官話
- yù
- 粤語
- jyu6
｟一｠
- 反切
- 『廣韻・上聲・語・語』魚巨切
- 『集韻・上聲上・語第八・語』偶舉切〔集韻1〕
- 官話
- yù
- 粤語
- jyu6
- 日本語音
- ギョ(漢)
- ゴ(呉)
- 義
- 禁苑、すなはち皇帝の庭園。KO字源は「とめば」の訓義を示し、竹を編んで人の往來を禁ずる處と説く。
- 竹で作つた垣根、柵。(藤堂)
- いけす。池籞。
- をり。簀で圍つて鳥を飼ふもの。(KO字源)
- 圍ひを設ける、とどめる。(KO字源)
解字
藤堂
漢字多功能字庫
篽はまた𩵎に作り、後には籞に作る。
屬性
- 籞
- U+7C5E
- JIS: 2-83-77
- 篽
- U+7BFD
- 𥷉
- U+25DC9
- 𦼼
- U+26F3C
- 𩵎
- U+29D4E